vol.15:食事と運動は切り離して考える

f.カウンセリング

カウンセリングを受けている一人、アイさんのケースを今まで14回に渡って内容を公開してきましたが、少しずつ前進されている様子が伺えます。(アイさんには了承を得ています)

今回はアイさんの15回目の面談。現在、低体重でドクターストップにより休職中。拒食、過食嘔吐を乗り越え、体重増加を少しずつ許しながら、なんと自力では生理が来ました。

現在、復職を早めたい自分と、認めない主治医の間で、悶々とする日々を送っていらっしゃいます

今までの歩み

今週のアイさんの様子

・体重31.1kg
カウンセリング開始時から2〜3kg増加。しかし未だに低体重。就業許可は35kg目安。

・気温が高くなると、空腹でも「だるい」「あまり欲しくない」と食欲が低下したり買い物も億劫に感じるが、食事を疎かにしないように心掛けて積極的に買い物へ出ている。

・「母となら何でもおいしいと思って食事も楽しくできるかな」と思い自分から母に連絡して、久々に飲食を共にした。
母が振舞ってくれる料理は何でもおいしく感じ、「食べやすいように食感を良くして作ってみたから」と、刻み山椒や胡瓜や胡麻を混ぜたいなり寿司まで作ってくれて、ご飯を好まないわたしでもおいしいと思ってご飯を食べる事ができた。
ご飯を食べるのが久々だった事もあったので、その時はおいしいと思って食べたが、続けては食べられないと思う。

⇨無意識に白いご飯は怖いと思っているか、との質問には、もともと摂食障害になる前から白いご飯が嫌いとのこと。しかし、無意識に避けている部分があるのではないか?どうせ白いご飯を食べるのであれば、そのぶんの糖質をスイーツで取りたいと考えているorスイーツを食べているから白いご飯は食べたくない、と思っているのではないか?と私は尋ねました。

・母の日の贈り物に自分が描いたイラストを贈り、喜んでもらえた事が嬉しかった。
「これからも、自分の好きな様に描いて楽しんでね」とわたしの趣味を応援してくれて、「お金を惜しまず機材を買って良かった、無駄遣いにならない様にちゃんと活用しよう」と、趣味に励んで楽しもうと思っている。

・歩行運動を続けていたが、痛みが引かず買い物や日常生活等のちょっとした歩行でも痛むので、歩行運動を中止している。

運動量が減った事に「動く時間が減ったから食べる量も減らさないと」と考えてしまう。
「歩行運動の分、イラストを描く時間にしよう」と考える様にしたり、なるべく運動や食事の事を考えない様に趣味に集中したりして、食事もいつも通り食べてはいるが、毎日行う様にしていた運動が出来ていない事が怠けている様に感じる。

また、体が回復しないと復職も出来ない事、食べて体重を増やす事が今の自分にとって一番の義務だという事は理解していて、「痩せたい」とは思っていないが「運動量が減って一気に体重が増えるのが怖い」と肥満恐怖も感じてしまう。

⇨食事は食事。仕事は仕事。運動は運動。食事と仕事や運動は分けて考えようと伝えました。運動をしてもしなくても、食事はいつも通り食べることを訓練するようにと。この考え方のままで職場復帰すると、土日にご飯が食べられなくなってしまいます。

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