vol.9:見栄をすて、甘え・頼ることができた

f.カウンセリング

カウンセリングを受けている一人、アイさんのケースを今まで8回に渡って内容を公開してきましたが、少しずつ前進されている様子が伺えます。(アイさんには了承を得ています)

今回はアイさんの9回目の面談。現在、低体重でドクターストップにより休職中。拒食、過食嘔吐を乗り越え、体重増加を少しずつ許しながら、なんと自力では生理が来ました。

現在、復職を早めたい自分と、認めない主治医の間で、悶々とする日々を送っていらっしゃいます

今までの歩み

前回立てた目標について

「食事の品数を増やす」

⇒昼食は変わらないが、夕飯で増やしている。

食事では同じ惣菜を買うのでも、小パックより普通パックを選ぶようにするか、お漬物やお豆腐等を増やす事程度で、おかずよりデザートが増えるばかり。→今回の質問内容に続く

現状経過について

人間関係について

・父親に会いに行ってきた。

会うのはお正月以来で、その時に比べてわたしの顔が明るくなっていると安心した様子だったそう。

「食べれるなら何か昼飯でも」と言われた事に、拒む気持ちは無くコンビニに適当に買出しに行き、分け合いながら一緒に昼食を摂った。父との昼食に、好きではない洋食でも「おいしい」と思えた。間食にチーズケーキ、アイスを分け合い食べながら談笑し、短い時間だったが楽しく過ごせたそうです。

「GWは休める日があるから来なさい、今度は飲んで歌おう」と約束したそう。是非実現させて欲しい!

・親友と連絡が来た

前回話した親友とはまた別の大好きな友達から、わたしの様子を伺う内容と近々会おうという内容のLINEが来て早速今月半ばに会う約束をしたそうです。

親友からの連絡や生理が来た事に加え、趣味のために機材を購入した日と同日に大好きな友達から連絡来る等、良い事の連なりに「一人じゃない、ちゃんと周りと繋がってるんだな」と感動し「支えてくれる人達に、わたしの元気な姿を見てもらいたい」と趣味を楽しむ事と、病気の克服に意気込見始めたそう。いいですね^^

・上司との関係について考え直した

自分の病気が悪化していったきっかけや上司からの酷い言葉、自分の置かれていた環境に、会社の人達を敵視してきた。何か言われても、反発心が芽生え、自分の意見をぶつけてしまっていた。

しかし、それは違うと考え直し、「つらかった事ばかりに執着して周りの人達に背を向けていた、自分で自分を追い詰めて悪化の道を辿った、今この状況の全ては自分が招いた事なのだ」と受け入れた。

まだ周りの全てを自業自得と受け入れ許せたわけではないが、自分がつらかった事を人のせいにしたり恨む様な事だけはしたくないので、自分が変わるべきだと改め直している。この数日で家族や友達、自分がどれだけ周りの人達に恵まれているのかに気付けたからだと思われたそう。

→非常にいい気づきだと思う反面、過剰な「自分が変わるべき」「相手に感謝すべき」は、相手に期待を寄せすぎて、思うようにいかなかった時、その期待値との落差で落ち込む可能性もあるので、行き過ぎないようにアドバイスしました。

人間関係に関して、アイさんはこの1〜2週間で考え方が大きく変わりました。

アイさんが「人に弱さを見せたり、甘えられるようになった」ことが一番大きいと思います、

以前は「自分で治さなきゃいけない」「理解してもらおうなんて無駄」と思って、自分から友人や親、上司に壁を作っていました。しかし、相手を信じて心を開き、摂食障害のことも打ち明けながら今まで言えなかったことを伝えることができてきたことで、相手との親密度が増し、「一人じゃなかった」と、孤独感が薄れるような感覚が芽生えたそうです。

また、病気のことを打ち明けたり、勝手に社会に対し負い目を感じていた休職中のことを話しても、誰も責める言葉をかける人はなく、むしろ「好きなことをすればいいじゃん」とアイさんのこれからや、ありのままの状態を応援してくれる人ばかりだったそうです。

人って、頼られると、迷惑というよりも嬉しいものです。時には勇気を出して人に甘えることも、コミュニュケーションの一つだと思います。

趣味について

前回のカウンセリングの後、趣味の再開を決心し、欲しかった機材を買いに家電製品屋へ出向いた。なかなか手が出ない高価な買い物ではあるが無駄遣いか否か、値段以上に価値のある物にするかは自分次第、これを活かし心に栄養を与えて身体の健康に繋げようと思う。「新生活スタートだ!」と晴れやかな気持ちでいるそうです。

食事について

体重について

30.5kgになった。復職には体重が35kgくらい必要だが、急に増えてしまったように感じ、不安。食事も甘い物に偏り量も増えている為か、体重増加が早いと悩まれていました。

しかし体が回復していると捉え、増えたからといってその日の昼食や夕食を少なくしたり制限はしていないことはえらい!

運動しようかとも悩まれていましたが、それはお医者様に聴いていただくように伝えました。また、私はこの1年、妊娠出産で運動はゼロですが、体重は標準体重以下だよ〜ということを伝えました。

過食になっている?

・買い物では食べたい気持ちを優先する事を一番に考えて買い、おかずもスイーツも食べてはいるが、拒食から過食になるケースをよく聞くので今の状態に不安を感じ、体重増加に少し怯む気持ちが出てきた。

・夕飯では、おかずでお腹は足りているはずなのに最後に甘い物を食べ出すと、満腹感が分からなくなる。

・デザートに果物を選んだりしたが物足りず、毎日夕飯に今まで通りの食事+アイス2個にチョコを数粒かそれ以上食べる事も有る。

・満腹のはずなのに甘い物は次から次へと欲しくなり、冷蔵庫を何度も開け閉めして悩みながら「もう少しだけ、もう一個だけ」とアイスや飴やチョコ等を食べてしまい、過食になってきている様に思い不安を感じている。

・おかずの品数を増やそうにも、食べたい物が分からない。

・このまま「食べたい気持ちを優先」と気持ちに任せて好きな物ばかり食べ続けて良いのか。

・糖分や脂肪分の過剰摂取かと制限を考えたが、他に食べたいと思う物が無いと食事が疎かになり拒食のぶり返し、もしくは制限にストレスに感じまた逃げ酒をして暴飲暴食、過食嘔吐しないかが心配ではある。

「不安の先取をしない」とスイーツを制限して別の物を食べる様にする等、多少無理をしてでも食べ物の幅を広げる挑戦、食事内容を改善させた方が良いのか。

・袋チョコやアイス等、日頃よく食べる物を安い時についまとめ買いをし、常に買い置きをしている。過食が進行しない様に買い置きはやめた方が良いのか。

などなど、食事で過食傾向になっているように感じ、強い不安を感じられていましたが、1日のトータルのカロリーで見たら、まだまだ一般的な人の食事のカロリーと変わらないので、あまり気にしなくていいように伝えました。過食というのは、味わいもせず、ただただ胃にものを詰め込んだり、無心で3000kcalくらい食べてしまうことだと思うので、アイさんの場合は味わって自分の体の声を聞いて選んでいるので大丈夫でしょう。

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