あなたは摂食障害を治したいですか?
では「太ってでも治したい」と思いますか?
きっと答えはNoだと思います。
しかし、「摂食障害を治したい=太ってでも治したい」と思えるようになることです。
さて、今日は摂食障害を治すために必要な考え方を一緒に考えていきましょう。
摂食障害が治った状態とは
まず、あなたは摂食障害が治った状態を具体的にイメージできますか?
摂食障害の完治とはにも書きましたが、私が思う8つの状態がこちら。
- 痩せたい気持ちや体型をコントロールすることで、生活が振り回されなくなること。
- 自分の幸せは「痩せた体」に見いだすのではなく、日々の生活の中に喜びや幸せを感じられるようになること。
- 痩せをアイデンティティにするのではなく、ありのままの自分に自信を置くこと。
- 周りの人が勝手に定義した正解や生き方に、自分の人生が左右されなくなること。
- 精神的に安定していること
- 食事をあれこれ考えずに、美味しく食べられること
- 摂食障害のせいで何かを諦めなくなること
- 自分で「完治した」と、摂食障害を手放せること
ここの領域に来ると、2~3kg増えようが減ろうが、どうでもいいと思えるようになります。
なぜなら、体重ではないところにアイデンティティや生活の軸を置けるようになっているから。
痩せにアイデンティティを置いていると、痩せていることに安心感や優越感を感じ、ちょっとした体型の変化で心が大きく揺さぶられ、太った瞬間に自分というものが崩れます。つまり、痩せていることがアイデンティティになると、体重や体型に生活が支配されます。
摂食障害を治したい=太ってでも治したい
「摂食障害を本気で治したいから、今より太ってもいい。」
「2〜3kg太っても、今の自分を変えたい。」
そう思えたあなたは、もう克服までの大きな一歩を踏み出しています。
痩せに執着している限り、ダイエットに依存している限り、この病気とはおさらばできません。
だから、私は「痩せに執着したままでもいいから、より自分が心地よく過ごせる方法や、生活の中で楽しいと思えることを増やそう。そこから自分らしさを見つけていこう」と伝えています。
自分にとって心地よく、安心できる状態が見つかれば、痩せに安心感を置く必要がなくなってきます。
摂食障害を治したい=太ってでも治したい。
あなたは、そう思えますか?
↓私が太ってでも治したいと思えた理由を書いた参考記事