拒食の回復期にあるアオイさんからの質問に答えたら、お返事を送ってくださいました。
▼前回の質問
▼主に私の伝えたことは
- 心の問題に向き合っていますか?
- 体重が増える覚悟はできていますか?
- 痩せ以外のアイデンティティを育てる
▼アオイさんより
痩せたい気持ちに向き合う
>「なぜ痩せていたいのか」という疑問は、「とにかく太るのが怖い」という気持ちが先立つ為に、あまり考えられずにいました。
質問に答えて頂いた記事を読んで、自分の中にある気持ちを探ってみると、同語反復めいたものしか見つかりませんでした。
(「痩せている事でいい事があった」→「このままでいたい」→「痩せていたいから痩せていたい」といった具合です。)
これに気付いた時、「自分はなんて無意味で空っぽなものにしがみ付いているのだろう」と愕然としました。
カウンセリングで「なぜ痩せたいのですか」に対して、アオイさんと同じように、明確な答えをすぐに出せる方はほぼいません。「痩せていること=なんだかよくわからないけど、安心できる・自信を持てる」という答えが多く見られます。
多くの方の場合、体重=自尊心にすり替わり、「体重が軽い=自分に自信を持てる」という、かりそめの自尊心が育っている場合が多いです。
しかし、この状態だと、体重が増えたときに自分の価値を見失い、自己嫌悪に陥り、最悪の場合、自死の念がちらつきます。
そうではなく、本当の自尊心を育てることが摂食障害の治療に一番大切です。
本物の自分らしさを見つけるために
正直、身に付いた習慣を断ち切るのはまだ怖いですし、痩せを手放す事に理由なく不安を感じます。
でも、痩せを手放してやりたい事も出てきました。
リンク先の記事も拝読しました。読書をしたり絵を描いたり、単発のバイトを入れてみたりと、ダイエットに割く時間を少しずつ削る努力もはじめました。これから痩せ以外のアイデンティティを見つける努力を続けていこうと思います。
うんうん、特別なことではなく、いつもの日常の中でも自分らしさであったり、自分の誇れるかけらは落ちているはず。それに気づくか気づかないかだけ。
治す覚悟をし、頼れるところに甘えて、治療の原動力にしているアオイさんはとってもすごいと思います。こういう克服者が増えることを願ってます。応援してるよー!