低体重、寒さがストレス

高校生のあかりさんから相談を受けた中で、「寒さ自体がストレス」ということをメインにお話ししようと思います。

拒食症になってから鬱状態のような無力無気力、自分に自信がなくなり痩せていることしか自分に誇れることがないとしか思えません。それと、極端に寒いと思うようになり寒さ自体がストレスです。

母が作ってくれたご飯をしっかり食べれるようになりたいです。でもこの生活を変えてしまったら太ってしまうのではないか、次は過食症になってしまうのではないかと思い食べる気になりません。どうしたら過食症にならずに拒食症を治せますか?(あかり 18歳 高校生

低体重でいることの不快は「寒さ」で感じる

よく、拒食の方はダイエットハイの状態で、「低体重でも元気だから大丈夫」と感じている人が多くいます。

私も1日おにぎり一個しか食べてないのに、真冬に毎日2時間くらい歩いてました。

 

しかし、低体重の方のほとんどが「寒さ」によって不快感を感じているはずです。

 

私も16歳で拒食になった時、制服のスカートを短くして「細い足を誇らしげに見せたい」という欲求があったにもかかわらず、寒さに負けて、タイツ+ジャージをスカートの下に履くようになりました。

寒さは鬱を悪化させる

低栄養状態の寒さって、尋常じゃないですよね。手の表面が寒いっていうよりかは、体の芯から寒いんですよね。

実は寒さって鬱を悪化させる原因の一つ。「冬季うつ」という言葉もあるように、秋から春にかけて体調を崩す女性が多くいます。だから、落ち込みやすい人はとにかく「温めること」が大切です。

寒さの対処法

私が取り入れた寒さの対策を紹介するね。

1、素肌を見せる面積を小さくする

ヒートテックを2枚以上きたり、マフラーや手袋をつけたり、ストッキングをはいたり。オシャレよりも、快適さを選んでみませんか?

2、日光にあたる・湯船に入る

これが一番効果がありました。窓際の席に座って日向ぼっこしたり。お風呂に入るのは寒いけど、必ず湯船に長めに浸かるようにしたり。体を外から温めよう。

3、温かい飲み物を飲む

水筒にホットの飲み物を入れて持ち歩いていました。あとは、サラダではなく温かいスープを選んだり、温かいものを摂取するくせをつけよう。生姜もオススメ。

我慢強さを手放そう

そんなみなさんに最後にお伝えしたいのは、「我慢強さを手放そう」というお話し。摂食になる方って我慢強い方が多いんです。例えば、寒いのにランニングをやめなかったり、ストーブをつけなかったり。

でも、寒いのであれば、運動を休んだっていいんです。温かくすればいいんです。

許せないかもしれないけど、体重を少しだけ増やすことも手です。多少体重が増えても、皮下脂肪が少しつくだけで体感温度は変わります。

我慢や根性は確かに使い方によっては美徳です。でも、自分を苦しめる我慢や根性は、少し手放してもいいんじゃないかな〜とも思います。

また、冬は夏よりも痩せやすいので、多少食べたって大丈夫です。

少しずつ、食べることや体重増加を許せるといいですね。

 

3食食べ、過食を予防しながら治す

せっかく減らした体重を増やすのって怖いよね。過食症になりそうで怖いよね。

「お母さんの作ったご飯が食べたい」という言葉、とってもいいなと思ったよ。できたらそうしたいよね。

もし、お母さんの作ったご飯をたくさん食べてしまっても、拒食の治り初めは食欲が出てきて当然のこと。それは体の自然な反応です。

その食欲を受け入れ、3食食べるトレーニングをしながら、正常な食欲を整えて行きましょう。下の記事を参考にしてみてね。

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