1人だと食べられない理由は、自己肯定感が低いから?

「摂食障害さんの食事」って、ひとことで「こういう傾向があります」と言いづらく、真逆なことも多いです。

 

例えば

□人と食事をすると緊張してしまう

□食事に集中したい

□食べている姿を見られたくない

 

と「1人で食べたい派」の人もいる一方で、

 

□誰かと一緒なら好きなものを食べられるのに、1人の食事では好きに食べられない

□1人の食事では、脂質や炭水化物を減らしてしまう

□1人になると、「調整できるチャンス」と思って減らす

 

という、「1人になると食べられなくなる派」の人もいます。

 

私は、どちらかというと前者で、

人前では拒食、1人になると過食気味に好きなものを食べる人でした。

 

今日は、後者の「1人になると、食事がうまく食べられない」という人の回復の人を一緒に考えていきたいと思います。

1人になると、食べられなくなる理由

 

1:自分を喜ばせてあげることが苦手

2:相手を喜ばせることが得意

3:できれば、食べたくない

 

1:自分を喜ばせてあげることが苦手

自分を喜ばせてあげることが苦手な人って、「自己肯定感が低い」のです。

自己肯定感とは、自分を大切に思える気持ちです。

でも、なかなか自分を大切に思えないと

「自分なんて」

「自分だからこんなものでいいか」

「自分はこれくらい厳しくしておかないと」

と、いう考えが強いんですよね。

 

だから、食事以外でも、身の回りのものを「安いから・ラクでいいから・古いけどまだ使えるから」という理由で使っていることが多いです。

例えば、

「本当はこっちが食べたいけど、自分にはどんな価値がないから、安い方で」

「本当は下着がよれてきたから新しいのが欲しいけど、まだ使えるから古い下着のままいいや」

とかね。

このように、自分の心が喜ぶ選択をすることが苦手なんですよね。

 

2:相手を喜ばせることが得意

ただ、自分のことは大切にできない一方で、

相手のことを喜ばせることは得意なんですよね。

 

だから、誰かと一緒の食事の時は、

相手に気を遣って、同じものを食べられたり、

「自分がちゃんと食べているところを見て貰えば、喜んでもらえるかも」と思って、

誰かと一緒であれば好きなものが食べられたりします。

 

3:できれば、食べたくない

ただ、基本的には痩せたい気持ちが強いので、「できれば食べたくない」のだと思います。

だから、1人になると

「食事を減らせるチャンス」
「調整できるチャンス」

と思って、食事制限をしてしまうのではないかな〜と想像しています。

まとめ:回復のヒント

基本的な考えとしては、

「自分のことを大切にする気持ちを育て、自分を大切にする習慣を身につける」

ということだと思います。

 

意識のコツとしては、

「もし自分が最愛の人と同居して、いつも行動を共にするとしたら、相手はどんなことをしてあげたら喜ぶか」という視点で過ごすことです。

大好きな人は、どんな食事を作ってあげたいと思いますか?

大好きな人の前では、どんな服装で過ごしたいと思いますか?

 

そういう視点を、1人でいる時にも持つことができると、自分を大切にする行動がとりやすくなったりします。

 

自分のために、愛ある選択や言葉を与えてあげると、

自己肯定感は自然とそだっていくんですよね。

 

いきなり、自分を満たすための食事をとることが難しかったら、

身の回りの部屋着や、雑貨、食器などから、自分の好みのものを揃えてあげてもいいと思います。

 

自分がときめくものを生活に散りばめながら、自分を喜ばせることに慣れていきましょう!

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