克服に手遅れはない。5年以上たっても治らない人に伝えたいこと

「摂食障害になって10年以上ですが克服は間に合いますか?」

「40歳ですが、今からでも治りますか?」

そんな質問をいただくことがあります。

まず、「もう手遅れ」なんてことは、治療においてありません。確かに、摂食障害は長引けば長引くほど治りづらいと言われていますが、病歴が長い人ほど「もう病気に支配される生活はコリゴリだ」と感じ、治す覚悟ができている方も多い印象を受けます。実際に私のカウンセリングでも40代、50代になってから克服できた方もいます。

では、10年以上の摂食障害を抱えている方にお伝えしたい5つのことをお話しします。

1、痩せたい気持ちの裏にある、本当の問題に向き合う

摂食障害が比較的早く治る方は、単純に「痩せたかった、キレイになりたかった」という理由から、ダイエットの延長で摂食障害になった方が多いように感じます。

一方、5年10年と長引いている方は、摂食障害になった原因をさぐると、「自尊心が不安定なところに、やっと痩せ体型で自信が持てた」という経緯があり、その結果アイデンティティを補完してしまって痩せ体型を手放せなくなっているように思います。

だから、痩せたい気持ちの裏にある心の問題に向き合い、「不安定な自尊心」になった原因を特定し、その認識を癒し、丸ごと自分を認めてあげられるようになることが大切です。

2、克服できる人は覚悟が決まっている

克服した方と、できない方の差は「覚悟」にあると思います。

誰かに頼ってぶつかって傷ついても、多少のお金や時間や心の傷の犠牲を払っても、それでも「克服してやるぞ」と覚悟できた方が、克服するのだと思います。

※なぜ、少し重たい「覚悟」という言葉を使うかというと、完治するためには、今までの考え方を変え、そのための労力や犠牲も生まれるからです。(詳細はこの記事をよんでください↓)

3、一人で頑張ることを諦める

克服する覚悟ができた人は、頼れる人に頼って、自分の弱みをさらけ出し、次の行動を選んでいます。

一人で頑張ることを諦めた途端に、克服するスピードが上がります。

4、小さな行動の積み重ねの先に、完治がある

病気はいきなり完治しません。今、目の前にある1000kcalのハンバーガーを食べたからって、拒食症が治るものではありません。

なぜならば、心の病気だからです。心の病気は、小さな行動の積み重ねの先に、完治があります。

例えば、

・今日はいつもより200kcal多く食べる
・今日は運動を10分減らす
・チューブを捨てる
・過食しても嘔吐をしない

そんな小さな決意でいいんです。

その決意を守り、小さな行動を日々積み重ねることが大切なのです。

それでも、吐いてしまうことはあるかもしれないし、食べられないこともあるかもしれない。しかし、摂食障害はよくなったり悪くなったりを繰り返しながら治るもの。一回の失敗でくじけずに、何度でもトライし、自分なりのスタイルを見つけて欲しい。

5、克服する人は、傷つきながら治る

なぜ痩せたいですか?
その痩せを維持するのは苦しくないですか?
痩せることで目を背けていることは何ですか?

痩せというかりそめの自分で安心感を得ることで、本当の問題を無視し続ける方も多いです。

確かに、本当の問題に向き合うことは苦しい。「なぜ痩せたいか」を考えることは、本当に苦しい作業です。

しかし、現実に向き合わずして、克服はできません。

治療すればするほど、家族や自分に向き合う瞬間が増えます。自分も家族もたくさん傷つきます。

それでも、摂食障害を克服した後の人生は、本当に楽しいです。本当に生きやすいです。だから、私は向き合う手助けをカウンセリングという形をとって続けています。今まで苦しんできた人生を取り戻して欲しくで、こうやってメッセージを伝え続けています。

治すも治さないも、自分次第。今日の行動が、あなたの1年後を変えます。

では、あなたは今日、どんな一歩を踏み出しますか?

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