トライアンドエラーを繰り返し、強迫的なマイルールを克服

2.心を治す

「ご飯は100gぴったり計らないと食べられない」
「エレベターではなく、階段を使わなければならない」
「電車は座ってはいけない」
「ご飯は18時行こう食べてはいけない」

上記のルールは、すべて過去の私のマイルールでした。

強迫性障害、とまではいかないけれど、それらの痩せるためのマイルールをきっちり決め、だんだんと生活は窮屈なものになってきました。

下記のように、私の元へも同じような悩みを抱える摂食障害の方から相談も届きます。

解決策:意識的にいつものパターンを崩す

マイルール=自分で決めた痩せるためのルール、だと思うのですが、「この食事量を守れば太らない」「この時間に食べれば太らない」「このくらい運動すれば太らない」と言ったルールが厳しくなればなるほど、集団生活が苦手になり、仕事や私生活にも悪影響が及んできます。

「摂食障害を克服する」ということは、そのようなマイルールにとらわれずに生活できるようになることでもあります。

そして、もっと柔軟な思考で、変化を受け入れられるようになることだと私は考えています。

さて、マイルールの克服の仕方ですが、人間は本能的に現状維持を好むので、そう簡単に今までの習慣は変わりません。

だからこそ、意識的に「いつものパターンを壊す」ことが重要になってきます。もちろん、本能的に頭は拒否しますがそこを突破し行動にうつす。とにかく「試してみる」ことが大切です。

例えば

  • ランニングをウォーキングに変える
  • 断って来た飲み会に参加する
  • おにぎりではなくパスタを食べる

このように、小さな挑戦の積み重ねが、次第に大きな変化、克服につながるはずです。

トライアンドエラーを繰り返し治るもの

意識的にいつものパターンを壊そうと試みることは、そう簡単なことではないと思っています。

頭では「もう痩せてなくてもいいや」と思っても、いざ食事をしようとすると怖いと思って食べられなくなったり。

今日こそ運動を止めようと思っては、やっぱり怖くてウォーキングをしてしまったり。

頭ではマイルールは無意味だとわかっているけど、心がついていけない、という状況は治る過程で誰もが通る道だと思います。

しかし、人はトライアンドエラーを繰り返して、徐々に自分に合ったスタイルを手に入れていきます。

挑戦できない日々が続いたとしても、試してみて欲しい。

まず、昨日と違う選択をすることしか、克服の一歩は踏み出せません。

マイルールは徐々に減らしていけばいい

さて、マイルールでこういう質問もいただきました。

今回の質問ですが、いつものパターンをいきなり崩すか、だましだまし崩すか、どちらがいいかというもの。

正直、どっちでもいいと思います。

徐々に少なくする場合は1日60分歩いていたものを30分に減らしてみる、ということだと思うのですが、それもいいと思います。

多分、実際にやってみて気づくと思うのですが、1日歩かなくたって体重にすぐさま影響があるわけではありません。

もし、ウォーキングをやめた次の日に、体重が増えていたとしても、それはウォーキングが原因とは限りません。生理前かもしれないし、塩分取りすぎたかもしれないし、前日よりも代謝が悪いだけかもしれない。

だから、そのマイルールを崩したとしたら1日単位で様子を見るのではなく、1ヶ月単位で体調の変化を見れるといいですね。

ダメな自分を認めることが、第一歩

「治したい」と思って1日で治らないのがこの病気。トライアンドエラーを繰り返し、良くなったり悪くなったりを繰り返して、自分の居心地のいい状態を模索しながら、徐々に快方に向かうものだと思います。

ただ、「昨日はできていたのに今日はできない」ということがあったとしても、自分を責めないこと。

食べ過ぎたり、食べなさ過ぎたり、動き過ぎたり、家から出られなかったり。

様々な失敗を経て、自分の居心地のいいスタイルになっていくものです。

失敗を責めてもいいことは何もありません。

だって、こんなことを言ってる私ですが、「今日こそいつもより100kcal多く食べよう」「明日は運動を減らそう」と、自分で決めては何度も自分を裏切って、その度にトイレで泣きました。

でも、そういう弱い自分も受け止め、ダメな自分を受け入れた時、再び歩き出す力が生まれるのだと思います。

失敗を責めてもいいことは何もありません。初めは怖くて当たり前。おっかなびっくり試した先に、治る未来が待っているはずです。

世の中は不確実性の高いことばかり

社会に出ると、不確実性の高いことが増えなんでも計画通りには進まなくなります。

会社に入れば決まった時間に、お昼ご飯が食べられないことも多いだろうし、急な残業で夜ご飯の時間が遅くなるかもしれない。

だからこそ、0か100で物事を捉えるのではなく、20〜80くらいの許容範囲をもち物事に対処していけた方が、生きやすいのではないかと思います。

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