私を含め、多くの克服者の最終ステージでは、「日常生活を充実させる工夫をした結果、症状を忘れられる時間が長くなり、気づいたら何日も食事にとらわれない生活を送っていた」という期間を過ごします。つまり、「日常を心地いいもので満たす」という工夫を積み重ねていくうちに、気づいたら心を食事やダイエットで満たす選択肢がなくなります。
自分が心地いいと思うこと、楽しいと思えること、好きだと思うこと。それらを痩せるための儀式よりも優先させ、満たされる感覚を取り戻すことが回復につながります。
そんな、自分が摂食障害に頼らなくてもいい状態を見つけていきましょう。