完治させる覚悟をしなければ治らない

摂食障害は治らないと諦めている方へ

よく「摂食障害を治すことを諦めている」という言葉を目にします。私はそういう人もいてもいいと思うし、否定はしません。

「寛解=全治とまでは言えないが、病状が治まっておだやかであること」を目指している方もいます。それでもいいと思いますし、克服の過程でその状態を目指すことが回復を助けることもあります。

しかし、私は摂食障害は完治できるものと考えています。ですので、カウンセリングを受けてくれる方には、完治を目指していただいています。(もちろん、鬱などを併発している場合、または鬱からの摂食障害の場合は医療機関に頼らなければ治らない場合もあります)

もちろん、初めからそう思えない方もいるかもしれませんが、カウンセリングを受ける中で、「今まで病気と付き合いながら、摂食障害と共存して生きていこうとしていましたが、初めて完治したいと思えるようになった」と、考え方が変わった方もいます。

では、「なぜ完治を目指して欲しいと伝えているのか」を、今回はお話ししたいと思います。

「完治させる」という覚悟をしなければ治らない

治る方と治らない方の決定的な違いは、「完治させる覚悟ができているか」にあると思います。

というのも、摂食障害は「治す」と決めなければ治らない病気だと思っています。

「覚悟」という言葉を使うのは、完治するためには、今までの考え方を変え、そのための労力や犠牲も生まれるからです。

例えば、
・今よりも体重が増える覚悟
・治すために休学・休職する覚悟
・治したくても、すぐに治らないことを耐える覚悟
・治療に時間とお金をかける覚悟

上記のような覚悟ができた時、やっと克服に向けての一歩を踏み出せるのです。

病気の声に負けないために

「痩せたい」「食べるのが怖い」「治ることも怖い」

このような心の声が聞こえてくるのは、この病気の症状です。これは、あなたの意思でコントロールできるものではありません。

しかし、完治させるということは、この摂食の悪の声に負けなくなること。

完治させたいのであれば、生活の中で「完治させたい」という全体的な意識がなければ摂食の悪の声に引き戻されやすい。

だから、「完治させたい」という意識を、常に心のどこかに持って生活することが大切なのです。

あなたは、摂食障害を治したいですか?
もう、体型にとらわれずに生きて生きたいと思いますか?

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