良くなったり、悪くなったりしながら治る

2.心を治す

「昨日まで過食嘔吐1週間しなかったのに、今日はしてしまった」

順調に克服に向けて取り組めていたのに、突然症状に負けてしまうことがあります。しかし、治る過程で、必ず症状の凸凹があり、気持ちの凸凹は誰にでもあります。

もし、突然の症状のぶり返しにおそわれても、立ち上がって欲しい。その時に役に立つ3つの心構えをご紹介します。

凸凹を繰り返して治るものだということを理解する

「過食嘔吐は過食嘔吐しながら治るもの」と、私は以前先生に言われたことがあります。

「治したい」と思って1日で治らないのがこの病気。トライアンドエラーを繰り返し、良くなったり悪くなったりを繰り返して、徐々に快方に向かいます。

もし過食嘔吐を再び繰り返してしまったとしても、摂食障害は心の変化によって症状が出る病気なので、前回と今回では、その症状の意味が違います。例えば、前回は対人関係がきっかけで症状が出て、今回は仕事がうまくいかなくて症状が出たのかもしれません。

たった一度の失敗を責めない

上記でも話したように、摂食障害は症状を繰り返しながら、徐々に治っていくもの。ですので、たった一回の失敗にとらわれて、そこで自分を責めてもあまり意味がありません。

確かに、症状が出てしまったことに対して「どうして悪化したのかな?」と自分に問いかけることは必要ですが「症状に負けるなんて、なんてダメな私」というように、自分のことを責めてもちっとも次に繋がりません。

今まで乗り越えてきた事実を振り返る

もし不安定な波が来ても、今まで自分が少しずつ症状を乗り越えてきた事実を認めてあげましょう。(そのためには日記などに残しておくと振り返りやすい)

あなたは、今までも少しずつマイルールを乗り越えたり、自分なりに努力して病気を克服してきました。たとえ症状がぶり返しても、過去にできた自分の努力は、揺るぎない事実。だから、あなたは乗り越える力があるのです。

そうやって、今までの克服記録を振り返っていると、時間の経過とともに、冷静になって気持ちを持ち直したり、「あ、低空飛行の波が来てただけなんだな、またきっと浮上できそうだな。」なんていう風に、客観的にその波を捉えて、なんとかやり過ごすことができるようになるでしょう。

人間、同じ状態は長く続きません。心の底でいつも「治りたい」と思っているのであれば、良くなったり、悪くなったりを繰り返して、必ずいい方向に進みます。

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