周りの人と食事の量を比べてしまう

▼治し方

さて、「周りの人と食事量を比べてしまう」「人に多く食べさせてしまう」「周りより少なく食べないと安心できない」など、周囲との食事量を比較してしまう症状に悩んでいる方からの質問をよくいただきます。

それに対する私の考えを下記に書きましたので、参考にしていただけたら幸いです。

周りと比べて自分が食べていないと安心できる心理

私も拒食の頃は、母や姉の食べる量が気になり、外食するときには母が私よりカロリーが低いものを注文すると怒ったり、同じものを頼んでも、自分は残し、少なめに食べたりしていました。

また、大学入学後は、友達のお弁当を覗き見て、何を食べているかチェックしている時もありました。

今思うと、馬鹿らしいな〜って思うけど、周りと比べて自分が食べていないことに安心したい一心でした。

これは摂食障害の方によくある症状の一つで、『周りよりよく食べる=太ってしまう』と思ってしまうのでしょう。この気持ちは自己中とかそういう問題ではなく、「人よりも痩せていたい」という摂食脳がそう思わせるのもの。意思でコントロールできるものではないので、まず自分のことは責めないでください。

では、どうやったら人と比べなくて済むようになるのかを考えてみましょう。

満腹・空腹がわからないから、食べる量を比べてしまう

摂食障害の人が食事量を周りの人と比べてしまう原因の一つに、「満腹、空腹がわからない」という問題があります。満腹も空腹もわからないから、周りの人と比べて、一食というものを知ろうとするのです。

そして、周りの人と比べて痩せていたいので、「人よりも少なく食べたい」と思ってしまうのでしょう。

しかし、周りの人は、その人の満腹感で食事をしています。人によって代謝は違うし、同じカロリーを摂取しても、その摂取した栄養をどれくらい吸収するかは、人それぞれです。

つまり、人と食事量を比べて安心しようとすることは、なんの意味もないことなのです。

自分の体の感覚を大切にし判断する

誰かと比べて、「多い少ない」「太ってる痩せてる」というのは、相対的なもの。

隣にいる人がもし痩せ気味の人であれば、そりゃあなたは太って見えるかもしれませんし、太り気味の人と比べれば、あなたは痩せて見える、ただそれだけのこと。

つまり、自分の知っている人と比べて落ち込んだり喜んだりするのはなんの意味もないことなのです。

それを分かった上で、一緒に食事をする人と比較する癖付けを治していきましょう。

例えば質問者さんはお母さんと比べることが癖になってしまっていると思うので、お母さんが食べるものをみないようにしたり、お母さん以外の人とご飯を食べる日を作ったり、いつもと違う環境でご飯を食べるようにするのも良いかもしれません。

大事なのは、「自分の感覚」を大切にすること。そのために空腹や満腹を感じるようになるための食事のトレーニングをしていきましょう。

昨日と同じ習慣をしていてはいつまでたっても癖は治りません。少しずつ自分に「他人は他人、自分は自分」と言い聞かせ、トライできると良いですね。

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