甘いものばかりを過食したくなる理由

「ひとくちNG食品を食べたら、過食欲求に襲われて甘いものを買い込む」

「甘いものを一つでも食べたら、そればかり過食してしまう」

 

これらは過食症状のある方の典型的なパターンです。
ですので、自分がおかしくなったのではないかと思わなくて大丈夫です。

では、なぜ過食したくなる時に「甘いもの」を欲しくなるのでしょうか。

実はきちんと理由があります。

今日は甘いものが過食したくなる理由について解説します。

甘いものを過食したくなる理由

甘いものを過食したくなる理由は、大きく分けて3つあります。

【1】慢性的なエネルギー不足だから

体はエネルギー不足になると、手っ取り早く「血糖値が上がるもの」を本能的に求めます。
だから、甘いものに手が伸びてしまうのも自然なことですよね。

【2】白黒思考×普段我慢しているから

摂食障害の方は、極端な「白黒思考」な方が多いです。

そのため、「過食衝動が来たら、なんでも食べてしまえ」となり、普段我慢しているものに手が伸びる傾向があります。

摂食障害さんは甘いものや炭水化物・脂質など、一般的に太りそうなイメージのものを我慢しがちなので、過食スイッチが入ると普段我慢している甘いものに手が伸びてしまいます。

【3】五感を使ってじっくり食事を楽しんでいないから

ながら食いや、野菜ばかりを餌のように口の運んで、胃を満たすだけの食事をしている方も、甘いものを過食しやすい傾向があります。

なぜなら、人は五感で食事を感じることができないと、脳はいつまで経っても満足できず、わかりやすく脳が喜ぶ脂肪分の多い食べ物、甘い食べ物ばかりを欲するようになり過食につながります。

 

甘いもの過食を予防する方法

では、甘いものの過食を予防するためのヒントは5つあります。

【1】1日2000kcalの栄養摂取をする

先ほどあげた3つの原因の中でも、ほとんどの方の1番の理由は「慢性的なエネルギー不足」だからだと思います。

そういう意味でも、食事を2000kcalくらい(低体重ならもっと)摂っていく必要があります。

【2】極端な思考に気づく

まずは、自分自身の極端な思考に気づきましょう。

そして、過食スイッチが入った時に「一口くらいで太ることはない。許してあげよう」と言い聞かせるなど、自分なりの「極端ではなく、グレーを受け入れる気持ちのやり過ごし方」を見つけてみましょう。

【3】普段から甘いものや好きなものを我慢しない

過食の原因は「我慢」から生まれます。

本当に食べたいものを食べてあげる食事をすることで、爆発的に食べたくなる過食欲求を予防することができます。

【4】好きでもない安心できるもので胃を満たしている人

ただ胃を満たすだけに、低カロリーの野菜や、鶏胸肉などの味気ない食事ばかりしている方は、心から満足する食事ができていません。

それが積み重なると、脂質と糖質を求めて、過食欲求が爆発しやすくなります。

【5】ながら食いをしている人

ながらぐいをしている人は、食事の満足度が低くなる傾向があります。

本当に食べたいものを食べて、5感を満たしてあげることを意識すると、脳が満たされ手っ取り早く快感を感じる脂質や糖質をほしいと思わなくなります。

 

いかがだったでしょうか。
全てをいきなり取り組むことはむずかしいかもしれませんが、今日から「自分が本当に食べたいものを食べる」と言うことを心がけて、甘いもの過食を予防していけたらいいですね。

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