隠れ食いを治すには?家族がいないときに食べる癖

「自分の部屋で隠れて食べる」

「同居している家族がいなくなったすきに、過食する」

特に同居家族がいる場合、このような「隠れ食べ」をしてしまうことがありますよね。

 

また、「友だちの前では少食なのに、ひとりになると過食する」

というのも、人前では拒食傾向にあるのもひとつの隠れ食いの症状かもしれません。

 

私も家族と同居していましたが、ご飯はいつもリビングを貸し切って1人で食べたり、人前では拒食なのに、家でひとりになると過食したり。

 

みなさんにもアンケートをとってみました。

今回は隠れ食べの原因を考え、解決方法を探っていきましょう。

隠れ食べの原因と解決策

「1人になった途端に何かにとりつかれたように詰め込むように食べること」を、ここでは隠れ食べと呼びます。

例えば、過度のストレスがかかったとき、トラウマを想起させる場面になったとき、目をそらしたい問題を抱えているときなどに、同居家族が不在になると「家族が不在=心置きなく食べるチャンス」とスイッチが入る方も見受けられます。

私の考える原因は3つ。

1. 慢性的な栄養不足
2.自分の食事を見られたくない
3.自分の食べるペースを乱されたくない

 

あと、一番大きい原因は「暇な時間を過ごすことが苦手」という側面もあるでしょう。

いざ一人になると空虚感を感じ、その虚しさを埋めるために、食事以外で満たす方法を知らないと、食事に向かってしまいます。この原因は自尊心の低さにありますが、またどこかで説明しますね。

では、ここでは3つの原因それぞれに対する解決策をまとめたいと思います。

いつも食べ物のことばかり考えている=飢餓状態

隠れ食べをしてしまう人の多くは、常に食べ物のことを考えている人が多いです。つまり、3食定期的に栄養補給していないなど、慢性的にエネルギー不足であることが多いです。

また、3食食べてはいても、マイルールの厳しさから栄養が偏っていたり、そもそも摂取カロリーが少なかったり。このように生理的欲求が隠れ食べをひきおこしています。

改善策:3食食べて栄養状態を満たす

改善策としては、3食栄養補給をし、必要摂取カロリーで体を満たすこと。そうすると、脳も満足して常に食べ物のことで頭がいっぱいにならなくなります。その上で、隠れ食べの癖を治すための工夫を考えましょう。

食べる=恥ずかしい。自分の食べるものを見られたくない

食べたいものが、低カロリーのゼリーやこんにゃく、サラダだけだったり、一方で高カロリーのマーガリンをたっぷり乗せたパンやマヨネーズたっぷりのパスタだったり。一般的に「それ食事?」と思われるものを食べたい場合、自分の食べるものを見られたくない、恥ずかしいと思ってしまいます。

解決策:人に見られてもいい食事を心がける

自分が許せる範囲で、人に見られてもいいような食事にする。例えば、パンをお皿に盛る、ランチョンマットを引く、あたたかいお茶を入れる、など、丁寧に用意してみる。おすすめは、食べるものを写真に取り、食事記録をSNSに公開するのもいいかもしれません。

自分の食べるペースを乱されたくない

自分が食べている最中に話しかけられたり、相手のペースに合わせてご飯を食べることにストレスを感じる方もいますよね。私も自分の食べるペースをみだされるのが嫌いで、1人で食べることを好んでいました。しかし、この傾向が強すぎると会食恐怖になったり、人とコミュニケーションをとることを億劫に感じてしまいます。

改善策:食べること=楽しいコミュニケーションの手段

摂食障害の方人の多くは、人とご飯を食べるが得意ではありません。しかし、信頼できる人とご飯を食べる習慣をつけることで「食べること=楽しい時間を過ごす手段」と思えるようになると、食べることがコミュニケーションの手段と思えるようになり、人との食事が煩わしいと感じなくなります。

本当は何食べたい?と自分に聞く

いかがだったでしょうか。上記の3つのパターンについて解決策をあげてみましたが、1番の解決策は「本当は何が食べたいか」を、過食しそうになったときに自分に問いかけること。問いかけてみると「そこらへんにある家の残り物のおかずではなくて、本当はクレープが食べたい」のように、本来食べたいものが思い浮かびます。

本当に食べたいものであれば、詰め込むのではなくて、じっくり味わって食べたいですよね。人と食事をすることが難しくても、ひとりで味わって食べる努力はできるはずです。

ぜひ下記の記事を参考にしながら、本当は何を食べたいか自分に聞く習慣をつけてみてください。

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