PFCバランスを気にしすぎる弊害

摂食障害さんの中には

カロリー計算を頑張る方と同様に、
PFCバランスを気にしすぎている方もいますよね。

私も摂食障害の回復には
「できるだけバランス良く3食」と話していますが
だいたい一汁三菜やパスタなどのメイン+αなど
かなり緩く考えれば良いと思っています。

今回はPFCバランスについて考え直すと共に
「数字にとらわれるよりも大切なこと」についてお話しします。

PFCバランスとは

「PFCバランス」とは、
Cは炭水化物、
Fは脂質、
Pはタンパク質の頭文字を取ったもの。

厚生労働省は

タンパク質:13~20%
脂質:20~30%
炭水化物:50~65%
を推奨しているけれど、

専門家によっておすすめする比率は様々です。

例えば、タンパク質多めが良いと言う人もいるし、
糖質を抑える分、脂質を多めにとって良いと言う人もいます。

https://tarzanweb.jp/post-209402?heading=1

数字にとらわれた食事の弊害

1、食欲がわからなくなり、過食につなが

食事は体を動かすためのエネルギー源であるとともに
心のエネルギー源でもあります。

つまり、季節の旬を楽しむとか
友達との外食を楽しむとか
そういう文化的な側面もあります。

「太るor太らない」の数字ばかりにとらわれた食事ばかりしていると、食事を「頭で食べる」ようになり、本来の食欲がわからなくなります。

そうすると、食事がただの餌のようなものになったり、本当に食べたいものがわからなくなって、そのストレスから無心で過食する癖がついてしまいます。

2、食事に罪悪感を感じやすくなる

数字にとらわれた食事の1番の弊害は、食事に罪悪感を感じやすくなることです。

カロリーやPFCばかり見てると、「栄養素的にメリットのあるもの」「自分の許せる範囲の食事」以外のものを口に入れることを「ダメな食事をしてしまった」「意志が弱い」などと、自己否定的な考えになり、食事で満足するはずが罪悪感でいっぱいになってしまいますよね。

3、数字を優先させた結果、自分の感覚に鈍感になる

数字で全てを決めようとすると、自分の感覚に違和感があっても根性で乗り越えようとします。

例えば、自分が理想とする体重、歩数、カロリー、PFCなどを最優先にするあまり、多少体調が悪くても運動を減らせなかったり、食べたくもないのに高タンパク低脂質だからと鶏ハムばかりを食べている人っていますよね。

どんどん自分の体調や好みから遠ざかる食事や運動の習慣は、結果的にストレスを溜めて、どこかに反動がくるものです。きっとルールに従って生活すると達成感でいっぱいになる一方で、心は窮屈になりどんどん神経質になる方、多いのではないでしょうか。

そもそも、数字ってなんのために計算するの?

ダイエット界隈では「カロリー収支で痩せる」「PFCを正しくすれば痩せる!」という情報が溢れています。

もちろんそのデータは正しいでしょう。

ただ、あなたはなぜその数字にこだわるのでしょうか。

 

多くの人は「痩せたいから」と答えるでしょう。

では、なぜ痩せたいのでしょうか。

 

健康を目指したいと言う方もいるかもしれません。

ただ、未来の健康を目指すために、今を犠牲にする生き方は、果たして健康といえるでしょうか。

 

数字が全てになっている方に問いかけたいのは、「手段と目的がづれていませんか?」という言葉。

 

痩せていたい気持ちもわかるし、太るのが怖い気持ちもわかります。

ただ、そのためには犠牲になるものもあります。

自分の人生を犠牲にしてまで欲しいものはなんでしょうか。

 

本当に食べたいものを食べること
人との食事を楽しむこと
食事のことなんて気にせずやりたいことに熱中すること

どれも人によっては、
痩せていることよりも価値のあることかもしれません。

 

食事を改善するためには、やっぱり「どう生きたいか」という本質的な問いに戻ってきます。

あなたが痩せたい理由、太るのが怖い理由、そこに向き合うことが、食事のこだわりを緩和する根本的な解決方法になるでしょう。

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