繊細すぎる気質「HSP」と摂食障害

HSPとは

近頃よく耳にする「HSP」。みなさんも聞いたことがあるかもしれません。HSPとは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で、「ひといちばい敏感な人」という人間の気質をあらわすものです。

この気質、実は摂食障害の方も当てはまる方が多いのではないでしょうか。(HSPについてはこの記事がよくまとまっています)

上記4つの特性すべてが当てはまる方がHSPと言われ、4つのうち1つでもあてはまらなければそれは単に「内向的な性格」となるそうです。

実は私もきちんと診断されたわけではありませんが、上記の症状が全て当てはまるのでHSPです。

ただ、たとえHSPであっても、これは病気ではありませんのでご安心ください。これは生まれつきの気質で、その人の個性のようなもの。治療して治す必要はありません。

ただ、この繊細すぎる気質ゆえに疲れやすかったり、心身の不調を感じたら、心療内科やカウンセリングをうけることも一つの手段でしょう。

摂食障害とHSP

実は、うつや摂食障害、不安障害、パニック障害、不登校に悩む方は、HSPであることが多いそうです。私のカウンセリングでHSPのチェックをしていただくと、当てはまる方も多くいるのも事実です。明確に関係性が医学的に証明されているわけではありませんが、繊細すぎるがゆえに、生きづらさを抱え、それが心の不調につながっていると考えられることは自然だと思います。

この、HSPという気質とうまく付き合えるようになるだけで、生きづらさが解消し、摂食障害の症状もよくなる方もいます。

では、HSPにはどうやって付き合っていけば良いのでしょうか。

HSPとの付き合い方

まず、自分がどんな時に疲れを感じたり、生きづらくなるかを書き出してみましょう。その上で、下記の内容を参考にしてみてください。

①刺激を感じすぎないために生活環境を整える

HSPは、まわりからの刺激やストレスを感じやすいという特性があるので、身の回りの刺激や五感を使いすぎる環境を整えることから始めましょう。

できるだけ自分が過ごす環境を刺激が少なくなるように調整していくことが大切です。

例えば、私は仕事中は音楽を聴くことができません。それは、気持ちを盛り上げるために聴く音楽が、逆に雑音になり、そっちばっかり気になってしまうからです。

そのほか、5感を制御する具体的な方法は下記を参考にしてみてください。

・視覚 アイマスクをする、身の回りにものを多くおかない
・聴覚 雑音が多い場所ではイヤホンで音楽を聴く
・触覚 肌触りのいい毛布やタオルを使う
・嗅覚 異臭のするものから離れる、アロマをたく
・味覚 刺激の強い食べ物を避ける

②疲れきってしまう前に休む

HSPの方はあらゆる刺激に敏感なので、自然と疲れを感じやすく溜めてしまいがち。ですので、自分が疲れを感じる前に「休息」する意識を忘れずに。

特に、睡眠時間はきちんと確保しましょう。睡眠不足だと、不安を感じやすくなる傾向があります。できれば、7〜8時間睡眠を取ることが理想です。

③1人時間を大切にするのも吉。人間関係の距離感を考える

HSPの方は、周りに合わせて生活してしまう人が多いです。だからこそ、「他人との関わりを断ち、ひとりで過ごす時間」を意識的に取ると良いでしょう。

私は現在家族3人暮らしですが、1日の中で1時間でも1人の時間がないと気疲れしてしまうので、家族にも少し協力してもらっています。娘は週6日預け、旦那は仕事柄週7日外出するので助かってます。また、友達に誘われても、週に1〜3回程度しか人に会う予定を立てません。

一方OL時代は、1日に3件予定を入れるほど、周りとの関係性を密に取る傾向がありました。今思えば、だから人に合わせることでストレスを感じ、摂食障害もなかなか良くならなかったんだと思います。

あと、面白いのは私は電車の中は安らげましたが、オフィスの中だと緊張状態が続きました。おそらく、知らない人の中では無になれるのですが、知り合いの中だと「嫌われないように」「相手を傷つけないように」と緊張感をもってすごしていたんですよね。

このように、自分がどういう時に緊張状態を手放せるのか、ということを分析し、意識的に休息する時間を生活に取り入れましょう。

HSPは強みにもなる

しかし、HSPは一つの才能でもあります。例えば、私の場合は人の気持ちが手に取るようにわかるので、営業職や取材をするライター業、カウンセリングではその才能を発揮しやすい実感があります。

また、HSPの人は、子どものささいな変化にも気づけるために、子育てに向いているとも言われています。

HSPとうまく付き合いながら、それを逆にひとつの特性として強み変えることもできます。そのためにはまず、自分が客観的にみてどういう特性をもっているかをまず知ることが大切です。そのために、自分で分析するだけではなく、専門家によるカウンセリングを利用することが近道になります。

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