下剤では痩せない。乱用でまねく大腸の異常

5.下剤・利尿剤

下剤を常用していた過去

拒食症を発症した頃から、私は下剤なしでは排便ができなくなっていました。飲み始めた頃は規定量の2粒でよく効いたのですが、毎日のように使っていると、飲んでも効かなくなる状態に。これは大腸の神経の機能(大腸の筋層の神経細胞が減少)が悪化したことによるもの。さらに深刻化すると大腸がんのリスクが高まるとも言われています。

そこでサプリ(メタバリアEX)の常用から自然排便ができるようになりました。

「下剤を辞めたくてもやめられない」と言う方は、もういやってほど下剤乱用の危険性を知っているかもしれませんが、この記事ではあらためて下剤の怖さをお伝えします。脅すようで悪いのですが、「事実を受け止め、改善する」ことが下剤乱用克服の第一歩だと思っています。

下剤乱用が招く大腸の異常

下剤に頼るのが怖くなり、「下剤乱用 病気」で検索した時に出てきたのが、便秘薬を長期服用することで大腸が真っ黒に変色する「大腸黒皮症」を引き起こすというもの。

大腸黒皮症(大腸メラノーシス)とは

大腸の粘膜固有層の間質に,ときに粘膜筋板や粘膜下層に,メラニン様色素が沈着して大腸粘膜の表面が豹紋ヒョウ柄、または真っ黒にになるもので、これ自体は病気ではありません。(写真はグロいのであえて載せません)

黒くなるだけではなく、大腸の神経の機能が悪化し、自然排便ができなくなる状態になります。

原因は、センナ、大黄、アロエなど、「アントラキノン」という成分を含む大腸刺激性下剤を長期にわたって飲み続けると起こると言われ、市販に売っている下剤、健康食品、ダイエット食品・飲料のなかにも、含まれていることがあります。なんとアントラキノン系下剤は、日本で使用されている下剤の約70%を占めています。

特に自覚症状はなく、大腸内視鏡検査を受けないと、その存在の有無がわかりません。しかし下剤が徐々に効かなくなるということは腸管内の神経にも変化が起きているということで、大腸が「伸びたゴムホース」みたいになると表現すれば、わかりやすいでしょうか。

治し方

大腸の色素沈着は原因となる下剤を中止して半年位で消えていきます。よって、大腸黒皮症を起こさないためはアントラキノン系の薬剤を徐々に減らして、別の下剤に変更したり、食生活などで改善することがのぞましいです。

下剤乱用はダイエット効果がない?

「規定量が2錠でいいところを100錠も飲んでしまう」などという行動は摂食障害の人の中にもいますが、果たしてこれはダイエット効果があるものなのでしょうか?

答えは「NO」。下剤をのんでもほとんどの栄養は吸収されてますから、ダイエット効果はほとんどありません。

もし、体重が減ったのであれば、それは水分量が減っただけ。水分を失えば体重は若干減りますが、体脂肪がへるわけではありません。

さらに下剤の常用は ますます自力で出せない体質と、浮腫みやすい体質に磨きをかけます。つまり逆効果。便秘はますます悪化し、便意がコントロールできなくなります。

食事と生活習慣で便秘を健康的に改善しよう

「下剤乱用の生活を一生続ける気ですか?」きっと、ほとんどの人が「やめたくてもやめられない」という状況に陥っている気がします。

でも、下剤を手放すために、ほんのちょっと勇気を振り絞ってみてほしい。10年後に大腸にガンが見つかってからでは遅いのです。

私が治した方法以外にも方法はあります。もしかかりつけののお医者様に相談できるのであれば、アントラキノン系以外の薬を処方してもらったり、水溶性の食物繊維を含む食生活や水分摂取で改善をはかったり、自分にあう手段を模索してみてください。

参考記事(私の下剤克服について)

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