摂食障害は1人では治らない。過食費を治療費に回したら、治り、出費も減った

d読者の相談

摂食障害は難病にも指定されている通り、「病気」であるので、1人では治りにくいのが現状。

今回は、「摂食障害を治したいのであれば、専門機関を受診しましょう」という話。

ここでは、1日3回の過食嘔吐に悩み、自殺未遂を繰り返し、休職中だったNさんが、カウンセリングを1年継続され、先月卒業されたの中で気づいたことをまとめさせていただきます。

Nさん 35歳

病歴:拒食⇨過食嘔吐歴15年
   うつ傾向もあり、自殺未遂を2回。
体重:カウンセリング当初30kg⇨1年後45kg
仕事:派遣社員(1年半前に休職)


昨年10月にカウンセリングの問い合わせをいただき、お試しカウンセリングから週1日50分のカウンセリングを受け、3ヶ月ほど前から症状が治ってきたので、週2日のカウンセリングに移行、先週卒業し、11月から復職。

過食費を治療費に回したら、過食嘔吐が治り、出費も減った

Nさんは過食嘔吐を1日3回行い、1日5000円を使っていました。つまり、食費で月15万円使っていました。休職中なので、貯金を崩しながら過食嘔吐をしていました。

頭の中は食べることでいっぱい。でも、現実の不安から逃れるように、嘔吐しては胃の空いた空間に食べ物を詰め込み、を1日中行なっていました。気づけば、吐いているのにも関わらず、10kg増量。身も心も経済的にも、ボロボロの状態でSOSの連絡が来ました。

まず、過食嘔吐にいくら使っているのかを計算し、どのくらい治療費をかけられるかを相談し、1週間のお金の使い方を決めました。

1回目に決めたこと

・1日5000円の過食費を、週1日だけ私のカウンセリング5000円に。

・自殺未遂の経験、うつ傾向もあったため、近所の精神科に隔週で受診してもらいました。

・1日3回の過食嘔吐を、2回に減らし、トータルでかかるお金は変わらないように設定。

初めは1日3回の過食嘔吐がやめられず、なかなか習慣づくりに苦労しましたが、上記のことを2ヶ月ほど続けていると、次第に過食嘔吐の回数が減り、週に3回程度まで減らすことに成功。

結果、過食嘔吐にかかるお金が減り、過食費含め食費を月8万円に減らすことができました。(現在は3ヶ月ほど過食嘔吐が止まっているので、食費は3万円まで減らせています)

このことからわかるように、過食費を治療費に回したら、過食嘔吐が治り、結果的に出費も減らすことに成功。

このことからもわかるように、本当に治したいのであれば、過食嘔吐に使うお金で、専門家に頼ることは有効だと感じています。

摂食障害は1人では治せない

Nさんよりコメントをもらいました。

親にも周りにも頼れず、相談できず、自分でなんとかしなきゃと思っていたけれど、どこから手をつけて良いかわからなかった。あの頃は投げやりに生きていて、毎日死にたかったけど、自殺未遂をしては死に切れず、過食嘔吐をすることしかできなかった。誰かにすがりつきたい思いで、あかねさんに相談。

私の話を聞いてくれて、問題を整理してくれるだけで、不安が軽くなった。

1週間ごとの目標を一緒に決めてもらい、生活を見直すことができた。

あかねさん以外にも、精神科を受診することで、外に出るきっかけもでき、生活リズムが安定した。お医者様から復職の太鼓判をもらえたことで、自信がついた。

カウンセリング代5000円は初めは高いと思ったそうですが、1日過食嘔吐を我慢すれば工面できると思えば、案外高くはなかった。

これを読んでいて思ったのは、「1人では摂食障害は治らない」ということ。

摂食障害になる方はもともと、責任感が強く、人に甘えることが苦手で、「1人でなんとか治さなくちゃ」と抱え込んでしまう方が多いです。そのため、誰にも相談できず、どんどん症状が悪化してしまいます。

摂食障害は難病にも指定されている通り、「病気」であるので、1人では治りにくいのが現状。特に、カウンセリングや医療機関に受診しないと、なかなか克服できません。

もちろん、ご家族や周りの方のサポートがあればあるだけ良いのですが、そのサポートの方法も、カウンセリングを受けた上で行うのと、行わないのとでは、治るスピードも変わります。

治るスピードが遅いと、金銭的な負担も増えます。早く治れば治るほど、過食費や医療費を払わなくて済むので、経済的な負担が軽くなります。

「1人で治そう」と意気込むのは諦めましょう。頼れるところに頼り、治療を進めることをオススメします。



タイトルとURLをコピーしました