高校生のあかりさんから相談を受けた中で、「寒さ自体がストレス」ということをメインにお話ししようと思います。
低体重でいることの不快は「寒さ」で感じる
よく、拒食の方はダイエットハイの状態で、「低体重でも元気だから大丈夫」と感じている人が多くいます。
私も1日おにぎり一個しか食べてないのに、真冬に毎日2時間くらい歩いてました。
しかし、低体重の方のほとんどが「寒さ」によって不快感を感じているはずです。
私も16歳で拒食になった時、制服のスカートを短くして「細い足を誇らしげに見せたい」という欲求があったにもかかわらず、寒さに負けて、タイツ+ジャージをスカートの下に履くようになりました。
寒さは鬱を悪化させる
低栄養状態の寒さって、尋常じゃないですよね。手の表面が寒いっていうよりかは、体の芯から寒いんですよね。
実は寒さって鬱を悪化させる原因の一つ。「冬季うつ」という言葉もあるように、秋から春にかけて体調を崩す女性が多くいます。だから、落ち込みやすい人はとにかく「温めること」が大切です。
寒さの対処法
私が取り入れた寒さの対策を紹介するね。
1、素肌を見せる面積を小さくする
ヒートテックを2枚以上きたり、マフラーや手袋をつけたり、ストッキングをはいたり。オシャレよりも、快適さを選んでみませんか?
2、日光にあたる・湯船に入る
これが一番効果がありました。窓際の席に座って日向ぼっこしたり。お風呂に入るのは寒いけど、必ず湯船に長めに浸かるようにしたり。体を外から温めよう。
3、温かい飲み物を飲む
水筒にホットの飲み物を入れて持ち歩いていました。あとは、サラダではなく温かいスープを選んだり、温かいものを摂取するくせをつけよう。生姜もオススメ。
我慢強さを手放そう
そんなみなさんに最後にお伝えしたいのは、「我慢強さを手放そう」というお話し。摂食になる方って我慢強い方が多いんです。例えば、寒いのにランニングをやめなかったり、ストーブをつけなかったり。
でも、寒いのであれば、運動を休んだっていいんです。温かくすればいいんです。
許せないかもしれないけど、体重を少しだけ増やすことも手です。多少体重が増えても、皮下脂肪が少しつくだけで体感温度は変わります。
我慢や根性は確かに使い方によっては美徳です。でも、自分を苦しめる我慢や根性は、少し手放してもいいんじゃないかな〜とも思います。
また、冬は夏よりも痩せやすいので、多少食べたって大丈夫です。
少しずつ、食べることや体重増加を許せるといいですね。
3食食べ、過食を予防しながら治す
せっかく減らした体重を増やすのって怖いよね。過食症になりそうで怖いよね。
「お母さんの作ったご飯が食べたい」という言葉、とってもいいなと思ったよ。できたらそうしたいよね。
もし、お母さんの作ったご飯をたくさん食べてしまっても、拒食の治り初めは食欲が出てきて当然のこと。それは体の自然な反応です。
その食欲を受け入れ、3食食べるトレーニングをしながら、正常な食欲を整えて行きましょう。下の記事を参考にしてみてね。