日常を小さな幸せで満たし、症状を忘れる時間を持とう

心の回復

「覚悟」とともに必要な「日常の充足」

私は治す上で「覚悟が必要」という話をよくしているのだけれど、覚悟ってとっても重たい言葉だよな〜とも感じています。

確かに、日常の中で「完治させたい」という全体的な意識がなければ摂食の悪の声に引き戻されやすい。だから、「完治させたい」という意識を、常に心のどこかに持って生活することが大切だと伝えています。(下記の記事を読んでね)

そして、「完治させたい」という全体的な気持ちを持った上で、次に必要なのが「日常の充足」だと考えています。

摂食障害は風邪のように薬を飲んで休んだら治る病気ではないからこそ、日常の中での意識や工夫が大切になります。

上記でツイートしたように、私は「日常生活を充実したものにしていこうと工夫した結果、症状を忘れられる時間を長く持つことができ、気づいたら何日も過食嘔吐してなかった。」というのが摂食障害完治の最終段階でした。

読者さんからのメッセージでも、

「あれ?この人は積極的に”これを治そう!こうしよう!”とせずに、いつの間にか症状が消えてるのかな…?」 と思いました。

とあるように、『食べることより日常を楽しむ』という経験を積み重ねていくうちに、気がついたら過食嘔吐の選択肢がなくなっていたな〜と感じます。

では、日常生活を充足させるには、具体的にはどうすればいいのでしょうか?

五感を使って、小さな幸せを感じる

まず第一に、「摂食障害を治さなければ幸せになれない」ということはありません。摂食障害でも幸せを感じることができます。

その幸せというのは、「結婚する」「告白される」「痩せる」とか、そういうたいそれた一般的なものではありません。自分の五感を使って満たすことができる「小さな幸せ」を感じることが大切なのです。

五感というのは、「見る」「聞く」「味わう」「香る」「触れる」ことで感じるものです。

その中で、摂食障害の方にとって「味わう」は苦手なものだと思うので、それ以外の感覚に集中してみましょう。

例えば、

綺麗な景色を見る(視覚)
映画を観る(視覚)
ハーブティーを飲む(味覚・嗅覚)
好きな音楽を聴く(聴覚)
肌触りのいい部屋着に着替える(触覚)

上記のようなことであれば、今日からでも生活に取り入れられると思いませんか?

ちょっとした小さな行動ではありますが、五感を満たすことで「気持ちいい」「心地いい」と感じることができればOK。

小さな幸せで満たされると「食べたい」という欲求を体が忘れ、過食に頼らなくても生活できるようになります。

そういった、幸せを感じる時間を日常生活に多く持ち、症状を忘れる時間を長く持つことで、快方に向かいやすくなるのです。

「摂食障害ではない自分」という時間を、長く伸ばしていく

この、小さな幸せを感じられるようになると、「食べる」ことに頼らなくても生活ができるようになります。つまり、食べる以外で自分の満たす方法を知り、それを生活に取り入れられるようになると、摂食障害の症状が落ち着いてきます。

例えば「友達と話したい」「(自分のために)学びたい」「旅に行きたい」など、食べることよりも優先させたいことが増えると、その時間は「摂食障害の自分」を忘れることができます。そして、結果的に「摂食障害ではない自分」という時間を長く伸ばしていくことで、気づいたら「1ヶ月過食嘔吐が止まっていた!」と、克服に近づいているのです。

いきなり友達とカフェにいくことは難しいでしょう。でも、家でハーブティーを飲むことなら今日から始められます。ぜひ、生活の中で五感に集中し、満たしてあげる時間をもつ工夫をしてみましょう。

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