A.不登校になり高卒認定試験を受けようか迷っています
Q1、高校復帰を目指すか中退か
私は高校にはもう通わなくていいと思います!確かに、文化祭や修学旅行など高校生だからこそ楽しめたイベントもあっただろうな、と私は後悔することもありましたが、それだけが人生の楽しみでもないと思うようになりました。もし学生生活に戻りたいのであれば、一歩進んで大学や専門学校という道はあります。
Q2、高卒認定試験かバイトか
私は高卒認定試験を受ける前にパン屋でバイトをしていましたが、正直、「中卒」というレッテルからいい仕事には巡り会いにくいと感じました。巡り会えたとしても、待遇が悪かったり、労働環境に贅沢が言えなかったり。
大学を目指さないにしても、高卒認定試験は受けておいて損はないと思います。理由としては「1、自分の自信になる」「2、社会的な信用になる」「3、何かに挑戦したい時に挑戦しやすくなる」。
1.自分の自信になる
これは下記にも書きますが、高認の合格は難易度が低いです。まずはハードルの低いものを乗り越え、自分の成功体験を増やすことで「自分にもできるんだ!」という自信をつけることが心の支えになると思います。
2.社会的な信用になる
これは実感値の話ですが、高認を取っていると社会に出てから「すごいね」と言われやすいです(笑)というのも、ただ高校に通って卒業するのは、ただただ何も考えず毎日を過ごしていてもできること。(私たちはできませんでしたがw)でも、自分で次に進むために挑戦して取った資格は、想像以上に社会の大人たちからみて「努力の証」にうつるようです。というのも、私は大学4年の頃に就活をしていたのですが、履歴書を見て「頑張ったね~」と言ってくれる人事担当者がほぼ大半でした。
今は実感できないかもしれませんが、人と違う道を選択して挑戦するというのは、とっても勇気のいること。だからこそ、そういう経験を大人は評価、というかおもしろがってくれます。人と違う道を歩むのは、後々の人生でいいネタになります。
3.何かに挑戦したい時に挑戦しやすくなる
大学に行きたい!専門学校に行きたい!この会社で働きたい!
そう思い立った時に、高認の資格を持っていれば実現しやすくなります。大学進学や専門学校の受験には高認の資格を持っていることが必須だし、企業で働こうと思っても、最低限この資格は求められるでしょう。
私も「資格なんて!学歴なんて!」ってやっきになっている時期もありましたが、最低限の必要なものを持っておいた方が生きやすくなると思っています。
「でも高認ってめっちゃ勉強しなきゃいけないのでは?」
と思っているかもしれませんが、大丈夫。難易度はめっちゃ低いです。私の体験談で書いていた内容でビビってしまったかもしれませんが、わたしはその頃、欲を出して中堅レベルの大学受験のために英語や古文を並行して勉強していたので、それくらいの勉強量が必要だっただけです。(しかも勉強のブランクが3年くらいあった)
では、高卒認定試験について簡単にまとめてみました。
高卒程度認定試験について
出題形式
基本的に4つの回答の中から正解を選ぶマークシート方式なので難易度低
試験科目は8科目
一度に8科目受験しなくてもOK。試験日は年に2回(8月と11月)なので、4科目ずつ試験を受けるのも手です。
難易度
だいたい4割の点数を取れれば合格と言われています(年によって違う)。なので6割取れるくらいの意気込みで大丈夫かと。
しかし、出題範囲が広く浅くなので、覚える量が多いと言えます。しかし、だいたい中学~高校1年生程度の学習内容なので、難易度は低いと思います。
勉強法
私はすべて市販の参考書を使っての独学。予備校時代とかぶっていましたが、高認の勉強は誰にも教えてもらっていません。
ただ、私は高校1年はきっちり授業を受けていたため、生物、地理、政治の3教科の受験で、すべて暗記ものですみました。
そのためみっちり集中して勉強したのは1ヶ月足らず。(高認の暗記科目だけなら1ヶ月間1日3~8時間勉強すれば十分かと!)
もしかしたら数学や英語は多少、勉強に時間がかかるかもしれません。(それでも独学で勉強できる程度の難易度のはず!)
これはあくまでも私からの提案なのですが、11月の試験受けてみませんか?
もし集中できるのであれば4科目は合格できそうな気がします。
勝手な脳内プランですが、今まだ高校2年生ということで、同級生と一緒の時期に学生になることを目指してみませんか?というのも、学生生活の思い出を、苦い高校時代のままで終わらせて欲しくないからです。(私の勝手な願いです。もちろん就職という道でも!)
例えば、11月に4教科、来年の8月に4教科を受け、そのまま大学や専門学校を受験をすればブランクなしでいけます。
もしスムーズに受験ができなくても焦ることはありません。普通の高校生だって浪人したり、私は2年遅れで大学に入ったりと、人生に「余白」の期間があっても悪いことではありません。むしろその時間に、同級生とは違う経験ができます。
長く書いてしまいましたが、不安がたくさんあると思います。でも、初めは目標値を低く設定し、一つ一つ着実にこなしていけば、絶対に道はひらけます。