▼もっとゆるい過食嘔吐(45kg→50kg)
24歳4月~26歳6月 (約2年)
過食嘔吐が怖くて、進んで残業をした
2015年7月。
新たな部署に配属され
私は仕事三昧の日々を送った。
フレックスタイム制で
自由度の高い部署だったので
頑張れば頑張るだけ仕事はあったし
手を抜けば手を抜くこともできた。
部署の暗黙のルール
・22時にパソコンの電源が落ちる
・残業は月に40時間まで(もちろん残業代でる)
・ジーパンスニーカーOK
・髪色自由
・お昼は好きな時間に食べていい
・仕事中おかし食べててもいい
・仕事中イヤホンつけて音楽聴いててもいい
朝は一番初めにオフィスに行って
残業はギリギリまでやり
月に45時間の残業をした。
しかしこの残業は
仕事がしたいというより
残業代が欲しかったのと
家に帰ると過食嘔吐してしまいそうで
怖くて帰れなかったからだ。
22時過ぎにオフィスを出れば
帰り道のスーパーは閉まっているし
コンビニもあるけど
節約家の私はコンビニを避けていたので
過食嘔吐する食材を買わずに済んだ。
仕事に生きすぎ壊れた半年間
仕事はコピーライターの仕事。
週3日で取材に出かけ、
原稿を1日に何本も納品する日々。
ライティング、カメラ、取材、Excel、
たくさんのことを覚えなければならず
とにかく必死に仕事をした。
私は量は質を凌駕すると考えていたので
とにかく数をこなした。
そのおかげで部署の中で飛び抜けて
生産性が高くなった。(新人のくせに)
私はそれが誇りだった。
しかし、生産性というのはいつも数字ではかられ、
サボればもちろん数字が下がる。
私はその数字を落としたくなくて
拒食の頃と同じで
今日よりも明日、明日よりも明後日、
という具合に仕事をどんどんどんどん増やした。
昨日よりも今日の成績が下がるのを
許せなかったのだ。
別に成績が下がっても給与は変わらないのに。
そのせいで職場で仕事が終わらず
残業しても終わらず
家に持って帰って残業。
そのストレスで私は過食嘔吐が悪化した。
金曜土曜は魔の夜
仕事のない日の前日の夜。
つまり金曜と土曜の夜は
決まってえ過食嘔吐をした。
過食嘔吐といっても
かなりのケチだった私は
食べる量は少なかったのだけど。
だいたい500円以内に収めたくて
菓子パン3つ、カップラーメン、ポテチ。
これをチューハイで流し込んだ。
家から5分歩いたところに
24時間営業の業務用スーパーを見つけてしまい
真夜中でも構わず買い出しに行った。
今でもその冷たくて薄汚くて
倉庫のようなケミカルな香りのする
業務用スーパーの店内を覚えている。
お菓子を食べ過食嘔吐をし続け5kg増加
その頃の私はお菓子ばかり食べ
食事をろくに取らなかった。
お菓子中心の会社員時代の食事
- 朝:ヨーグルト1パックと砂糖など(500kcal)
- 昼:クリーム玄米ブラン(400kcal)
- 間食:チョコレート、飴一袋、炭酸飲料など(500kcal〜800kcal)
食べるのを人に見られたくなかったのと、
食事の時間を仕事にあてたかったが原因。
これを1年間続けたところ、
入社した時に43kgに減った体重が
50kgまで増えた。
自分の中では全然食べてなかったのに
増え続ける体重にどうしていいかもわからなかった。
しかし、このころは体重よりも
仕事の方が大切だったから
無理に絶食などはしなかった。
しかし、こんな生活も長くは続かない。
ついに上司に私が仕事をし過ぎなのと
前日に平日にもかかわらず過食嘔吐をしすぎて
様子がおかしかったことがバレて呼び出された。
男の上司だったのだが
私は過食嘔吐をやめられないことを伝えた。
上司はギャンブル依存症の過去を持つ方で
すごくよく話を聞いてくれた。
私はただただ泣いた。久々にカミングアウトできた。
もう、仕事も頑張るなと怒られ
仕事を持ち帰ることを禁止された。
恥ずかしかったけど、やっと
職場に安心して話せる人を見つけた。
私は今の悪循環な環境を変えたくて
ある決断をすることにした。