体験談16:人生のどん底から社会復帰

▼過食嘔吐・チューイング(52kg)
17歳4月~19歳4月 (約2年)

中卒アルバイター、面接に落ちまくる

1日4回の過食嘔吐で

金銭的に余裕がなくなり

メンタルもズタズタ。

 

もう親にも頼れない。

 

どん底だった私は

「お金を稼ぎ自信を取り戻そう」

「通える場所をつくろう」

という考えになり、

バイトをしようと思い立つ。

 

バイトなど今までしたことなかったが

カフェなどの飲食店を中心に

面接を受けまくった。

 

しかし、まだ高校に在籍していて

(ほぼ中退した扱いで)

最終学歴が中卒だった私は

面接に落ちまくった。

 

しかし求職を始め2ヶ月後、

たまたま見つけた

近所のパン屋に面接に行くと即合格。

(今思えば相当ブラックだから)

 

こうして社会復帰大作戦が始まった。

1日10時間、週6日勤務のパン職人の道へ

毎朝4時に出勤。

途中で3時間の休憩があり17時までで

それを週6日。

 

早朝手当などなく時給は850円一律。

 

中卒だし、

他に拾ってくれるところもなかったので

私は職人になるために必死に頑張った。

 

今まで引きこもりだった私が

1日も休まずに出勤した。

 

「なんとかして今の自分を変えたい」

そう、すがる思いだった。

 

人生で一番頑張った職人生活

店にいるのはオーナーと店長と私だけ。

 

仕事は「見て覚えろ」スタイルで

なかなか過酷だった。

 

「どこに何が置いてあるのか」

「120種類あるパンの名前と値段」

「120種類あるパンの温度と焼く時間」

 

それだけ覚えるのにも必死だったのに

  • 卵を100個割る
  • パン生地の分割
  • バターロールとクロワッサンの成形
  • フランスパンのクープ入れ
  • カレーパンやドーナッツ揚げ
  • オニオンパン用の玉ねぎスライス
  • コーンパン用のコーンサラダ作り
  • サンドイッチ作り
  • フレンチトースト作り
  • レジ打ち etc…

などもすべて3ヶ月で覚えた。

 

我ながら人生で一番頑張った(笑)

 

そのおかげで3ヶ月後には

窯場担当になり

成形され発酵したパンを

すべて1人で焼く係になった。

 

その頃のやけど。

無意識で焼けてしまったものだが

リスカよりやばかった(笑)

店長に怒られる

店長は女性で

私は毎日のように怒られていたが

その内容を1つ覚えている。

 

「言葉遣いが悪い」

・・・笑

 

2年以上家族としか話さなかった上、

初めてのバイトのため

敬語というものを知らなかった。

 

その場で私は大泣きしたが

翌日から言葉遣いに気をつけるようになった。

過食嘔吐のどん底から抜け出す

ひとつ良くなかったのは

売れ残りパンをもらえること。

 

「味を覚えなさい」

というオーナーの元

毎日3つくらい持ち帰った。

 

もちろん・・・申し訳ないが

これを過食嘔吐の一部になった。

 

しかし、昼間はバイトに出かけたので

過食嘔吐は多くても1日2回に減った。

 

過食嘔吐の回数が減るにつれ

体重も52kgから48kgくらいに落ち着いた。

 

結局パン屋は7ヶ月で辞めることに。

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