▼過食嘔吐・チューイング(52kg)
17歳4月~19歳4月 (約2年)
パン屋めがけて都内散歩
ブログ友達がきっかけで
外にも出られるようになった私。
自宅から90分くらい電車に揺られ
週に1度ほど都内の街に1人で出かけた。
目的は美味しそうなパン屋さんに行くこと。
ネットで事前に調べ
街に点在するパン屋さん目当てに散歩した。
赤坂ー六本木ー表参道ー原宿ー渋谷とか
中野から中央線沿いを吉祥寺までとか
銀座から新宿まで歩いたこともあった~
(自慢じゃないが、都内の裏道を私はよく知っている)
毎週パンを5000円分くらい吐いた
めっちゃ有名店のパンだったので
ゆっくり味わうことができたが
すべてトイレに流れていった。
私がはまっていたのはベーグル。
しかしミッチミチに詰まったパンなので
吐けなくなることも多かった。
おかげさまで人生最大の体重をキープ。
おデブになった自分の姿を
街中のショーウィンドウで見るのもつらかった。
過食嘔吐は体もお金もむしばむ
ここまで親の金で過食したり
友達と遊んだりパンを購入していたため
毎日お小遣いを1000円~3000円もらっていたが
足りなくなってきた。
お母さんも私が吐いているのを知っていたので
お金を前ほどくれなくなっていた。
本当、お金をトイレに流しているのと同じ。
「世界には貧困でなくなっている方もいる」
「贅沢病」「汚い」など
ブログにも中傷が来るようになったけど
そんな当たり前のことを言われて治るくらい
簡単な病気ではないのだ。
2回目の高校2年生も留年
18歳の春。
高校の同級生がSNSに卒業式の写真を
あげているのを見た。
そこにいるはずだった私がいなかった。
痩せることだけにこだわったせいで
自分の青春時代をパーにしてしまった。
「これから同窓会にも呼ばれないんだな」
なんて思いながら布団の中で泣いた。
私は高校2年生の2回目も留年が決まり
薄々、高校にはもう戻れないと感じ始めた。
専門学校を卒業した姉は
一人暮らしをし始めた。
私がいる家は息苦しかったからだ。
これ以上家族に迷惑はかけられないと思い始め
バイトをすることを考え始めます。