体験談7:出戻り入院。同室が過食嘔吐の方だった。

▼拒食(27kg)
16歳4月~17歳2月 (約1年)

2週間ぶりの入院生活

「あら、また戻ってきたの?」

なんて看護婦さんにちゃかされながら

私は2週間ぶりに同じ病室に戻ってきてしまった。

 

入院した頃の体重は33kgほど。

前回と違って今回は行動制限がゆるかった。

(携帯OK、風呂OK、フロア内自由歩行)

 

入院生活の1日

7:00ころ起床

7:30 朝ご飯(洋食か和食を選べる、1日1600kcal設定)

9:00 検査または自由時間

 私は母が持ってくる小説を読んだ。

12:00 お昼ご飯

13:00 自由時間

 予約制の入浴・読書

15:00 お母さん面会に来る

18:00 夕ご飯

19:00 自由時間(読書)

21:30 消灯

うん、非常に単調な生活(笑)

このころはまだtwitterなど流行っておらず

メールといっても家族とするくらい。

基本的に小説を読んで過ごしていましたが

今思えばよく飽きなかったな・・・。

同室の患者さんが過食嘔吐の方だった

私の大部屋は6人。

そのうち3人は脳外科の方で

もう1人は鬱、もう1人は過食嘔吐のTさんだった。

 

Tさんは私より10個上くらいで

とても私のことを可愛がってくれた。

しかし、ある日の会話の中で

Tさんは何気なく「吐きダコ」の話をしはじめ

私は過食嘔吐という病気があることを知った。

 

私はインターネットをほとんど見なかったので

自分が「拒食症」ということしか知らず

摂食障害には過食や過食嘔吐が伴うこともあることを

まったく知らなかったのだ。

 

私は何もわからないので吐き方を聞いてしまい

過食嘔吐の方法を学んでしまった。

 

もちろんその頃は入院中だったし

吐くことが怖かったのでしなかったけれど

のちのちこの知識を悪用し始めます。

 

同室の過食嘔吐の子がご飯を捨てていた

そして病室に入院する方は入れ替わり、

次に来たSさんはガリガリの過食嘔吐の子だった。

 

どうして過食嘔吐だとわかったかというと

食後30分は嘔吐防止のため

ベッド上で安静にしなければいけないのに

その子はトイレに駆け込んでいたから気づいた。

(トイレで吐いてるところに居合わせたこともある)

 

さらにご飯をゴミ箱に捨てている姿も見てしまい

私は自分が真面目にルールを守っているのが馬鹿らしくなった。

 

悔しいのと、その子の様子が気になって仕方ない私は

自分の主治医に告げ口してしまった。

今思えばほっとけばよかったのにね・・・

 

紙芝居で自分を表現した

さて、私の治療はというと

臨床心理士の先生と面談が週に1度行われた。

 

そこでは絵を描く心理テストを中心に行われ、

もともと学校で部活のポスターなどを好んで描いていたので

この時間は1週間の中の楽しみだった。

 

私が絵を描くことが効果的だと気づいた先生は

私に紙芝居を描かせた。

 

私は自分が病気を治る課程を描いた(気がする)。

 

そんなこんなで、前回よりも

退院後の生活のイメージを掴みながら

私はまた1ヶ月の入院生活を終えた。

 

まさか半年後にまた入院するとは思ってもいなかった。

つづき⇨体験談8:ステップあやさんとの出会い

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