体験談6:退院後の自殺未遂

h.私の体験談

前回:体験談5:入院中にできた携帯ごしの彼氏

▼拒食(27kg)

16歳4月~17歳2月 (約1年)

退院後に待っていた現実

退院した日のお昼ご飯は

チャルメラの醤油ラーメンだった。

あの、インスタントのチープな味が

食べたかったみたい。

「お、食べられる。大丈夫だ!」

と思ったのもつかの間。

トントントントン・・・

翌日の朝、目をさますと聞こえてくる包丁の音。

「お母さんが私を太らせようとしている」

という訳のわからない恐怖心でいっぱいになり

私は起きることができなかった。

私はふたたび食べることができなくなった。

買ったばかりのサンダルを履いて

入院生活で手に入れたのは延命だけ。

私の心はちっとも進歩してなかった。

相変わらず食べることが怖くて

入院生活で1日1600kcal完食していたのに

ふたたび800kcalも食べられない生活に。

それでも両親は私に生きる楽しみを見つけてくれようと

連日、レジャー施設や公園、アウトレットなどに

連れ出してくれた。

お母さんが真っ赤なサンダルを買ってくれた。

嬉しかったのもつかの間、私は死にたくなった。

買い物から帰ってきたその1時間後

私は携帯電話を家に置いて、

買ったばかりのサンダルを履いて、

死ぬために外出した。

今でも覚えている。

国道の脇でトラックに飛び込もうとした。

でも、何度も飛び込もうと思っても

私は飛び出すことができなかった。

たぶん1時間くらい

同じ場所に立ちすくんでいたのかな。

結局、死ぬことが怖かった。

私は「死ぬ勇気さえないんだな」と

自分にあきれた。

きた道を引き返し、家に着く頃、

自転車で泣きながら走り回ってる母に出会った。

母は私を見るなり抱きしめた。

私は一緒になって静かに泣いた。

家に帰って携帯電話を見ると

母からの着信が何十件も入っていた。

リストカット

自殺はできないと悟ったのに

私はなおも死にたかった。

翌日だったかな。

私はどうしていいかわからなくて

気づいたらカッターで腕を切っていた。

もちろん、死ぬ勇気が心のそこではないみたいで

傷はとっても浅かった。

なかなか部屋から出てこない私を

母が見かねて様子を見にきた。

2日連続、母親に悲しい思いをさせてしまった。

退院後の再診でふたたび入院へ

結局、退院後はほとんどご飯が食べられず

気づけば2週間で37kgから33kgまで体重は減っていた。

退院後の再診で、私はまた入院勧告をうけた。

あんなに退院を熱望していた私だったのに

自殺願望を振り払いたくて入院を受け入れた。

次の入院では、体重を増やすことだけではなく

心のケアに重きを置くことになった。

つづき⇨体験談7:出戻り入院。同室が過食嘔吐の方だった。

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