「本当にやりたいことがわからない」潜在意識と顕在意識のズレが、生きづらさになる

心の回復

潜在意識と顕在意識とは

心理学を勉強すると、必ずと言っていいほど基礎として学ぶのが「意識には、顕在意識と潜在意識がある」ということ。

顕在意識=「自覚できる意識」のこと。『この大学に行くために、偏差値60以上を目指そう』というような、自分の意志で目標を決めたりする、言わば「思考」の部分が顕在意識です。

一方、潜在意識は「無意識」の部分。例えば、上記の目標が脳で思考された時、その脳から送られたメッセージを受けて「不安だ」「難しいかもしれない」と反応する「感情」が潜在意識です。

在意識と顕在意識は「海に浮かんだ氷山」のようなものと例えられることが多く、水面から突き出している部分が顕在意識、水面下に隠れている部分が潜在意識です。

この意識に占めるそれぞれの割合ですが、顕在意識が10%、潜在意識が90%と言われ、学者によっては顕在化できるのは1パーセントしかないとも言われています。

ちなみに、潜在意識を発見したのは、オーストリアの精神医学者であるフロイト。そして、その潜在意識には個人的無意識と集合的無意識があるということを発見したのがスイスの精神科医であるユングです。

潜在意識と顕在意識のズレが生きづらさになる

なぜ摂食障害を克服する上で、潜在意識と顕在意識を知る必要があるのでしょうか。

それは、潜在意識と顕在意識の意識のズレが、様々な気持ちの葛藤を生んでおり、潜在意識を自覚し、潜在意識を優先させることで、生きづらさを克服できると考えています。

例えば、拒食の方は下記の葛藤を抱くと思います。

「食べたいのに、食べられない
「痩せていることがいいとは思わないのに、食べることができない

これは、「頭ではわかっているのに、心が追いつかず実行できない」という状態。これは本音である前者が潜在意識で、それを意思でストップさせているのが顕在意識になります。

また、過食嘔吐の方であれば「嘔吐を辞めたい」と思うものの、嘔吐をすることが習慣化によって潜在化し、「嘔吐を辞めたくてもやめられない」という状態になっています。(習慣を治すことは忍耐を必要とし、嘔吐をすると克服が長引くのはこのためです)

潜在意識と顕在意識がズレてしまう理由

それでは一体、なぜ潜在意識と顕在意識がずれてしまうのでしょうか。その原因は2つ考えられます。

恐怖心が、潜在意識の声をはじく

本来、潜在意識がやりたいことに対し、顕在意識が「どうやって潜在意識からのオーダーを現実化するか?」という状態が、健康的な状態。つまり、顕在意識は潜在意識の声から、実際に行動させるために存在するのです。

しかし、何かしらの「恐怖心」を感じていると、潜在意識を顕在化しづらくなります。つまり、恐怖心のせいで潜在意識の声が顕在意識にはじかれている状態になり、そうすると「本当にやりたいことが分からない」といった状態になります。
例えば、潜在意識は「一人旅に行きたい」と感じているのにも関わらず、顕在意識が「でも1人で行くのが怖い」といったような葛藤がそれにあたります。

摂食障害の方の多くが「本当にやりたいことがわからない」という悩みを持っているのは、「恐怖」や「不安」を必要以上に感じてしまうからなのです。

自己肯定感が低いと、潜在意識の声を受け入れることができない

もう一つは、「自己肯定感の低さ」から劣等感を感じ、潜在意識の声を顕在意識が受け入れられない状態があります。

自己肯定感が低いと潜在意識の自分より、顕在意識で描いた理想の自分になろうとします。摂食障害の方を例にすると、「ガリガリのモデル体型になりたい」というのは、「自己肯定感」の低さから、潜在的な理想像に耳を傾けられず、かりそめの理想像をつくっていることにほかなりません。

恐怖心と自己肯定感を高めるために

恐怖心を克服したり、自己肯定感を高めることによって、潜在意識と顕在意識のやりたいことを一致させることができるようになります。

恐怖心を克服したり、自己肯定感を高めるための方法は、下記記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

恐怖心の克服方法

自己肯定感の高め方

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