痩せなくてもいいと思うようになったら、体の疲れを感じるようになった
身体の感覚がホンモノの声
ココさん、メッセージありがとうございます。以前の質問はどんな内容だったかな?(見つけられなくてごめんなさい><)。
「最近、痩せてなくても生きていていいのかな?と思えるようになってきました。」という言葉がとっても嬉しいよ。「自分の生きたいように生きてもいいのかな」とも思えるようになったこと、すごいすごい。ようこそこっちの世界へ〜!
なぜそう思えるようになったのか、もっと掘り下げて聞いてみたいので、もしよろしければまたメッセージくださいね。
さて、「身体の疲れを感じるようになった」とのことですが、それは回復している証拠。私の話をすると、私は拒食時代は風邪を一切引きませんでした。おそらく体が限界だったのに、その声を聞く力さえもなく、気力だけで生きていました。それが、痩せることを諦め、過食を許せるようになった時、過活動も投げやりになり、身体のだるさを感じるようになり、「自分は怠惰だ」と思うことが増えました。しかし、それは「本来の身体の感覚だ」と、当時の主治医が言っていました。
つまり、身体の不調を感じられるようになったのは、健康になった証。感情を無視したマイルールや、感覚を無視した食欲を手放すと、今まで感じなかった感覚や感情を感じられるようになります。それが本来の人間の自然体の姿なのです。
ですので、ココさんが身体の声を感じられるようになったことは、いいことなのですよ^^
身体の声とは
さて、先ほどから「身体の声」という言葉を使っていますが、ちょっとスピリチュアル的な印象を持たれてしまうかもしれません。私はスピリチュアル的な概念は否定しませんが、ここで言う身体の声は、スピリチュアル的なものではなく、人間の「感覚と感情」を指します。
頭の中で起こる明確な言葉を持った「思考」と違い、あなたの中に起こるあらゆる体感=感覚と感情こそ、あなたの「身体の声」なのです。
身体の声を聞く方法「五感の声に耳を傾け、身体の感覚を取り戻す」
人間は本来であれば「身体の声=感覚と感情」を優先させて生きるのですが、今の時代を生きる私たちは、様々な社会的な声を優先させがちになり、本来の身体の声をキャッチできなくなっています。例えば「〜すべき」「〜こうあるべき」と言う考え方がそれにあたります。
「できるだけいい点数を取るべき」「いい大学に行くべき」「大企業で働くべき」など、社会的にいいとされることを無意識のうちに選択しているうちに、自分の本来の声がわからなくなっている人も多いでしょう。
その、本来の声というのが潜在意識。潜在意識については下記の記事を参考にしてみてください。
さて、身体の声に耳を傾けるには、自分の感情と感覚を大切にすることから始めましょう。
例えば、「疲れたな」と感じるのであれば、いつもより早く寝たり。「この人苦手だな」と感じたら、ちょっと距離を置いたり。
そういう、自分の素直な感情や感覚に従って生きれるようになると、生きづらさを感じることが減り、摂食障害の症状が緩和します。
食事も同じ。食べる上でも身体の声が一番大切だと思っています。身体の声を聞いて食べられるようになることが、摂食障害克服のゴール。
例えば「お腹が空いた」「喉越しの良いものが食べたい」「今日は暑いからさっぱりしたものがいい」など、自分の感覚で食事を取れることが、一番自然体だと思っています。
今まで「炭水化物は太りやすいからダメ」「夜は18時までに食べないとダメ」など、様々なマイルールを課して来たと思いますが、それは頭で決めたルールであって、本来の食欲ではありません。
身体の声に素直に従ってみよう
疲れたな、と感じたら休んでいいんですよ。私は自営業なのですが、午後の一仕事を終えて、16時くらいからベッドに横になって2時間くらい好きな音楽を聴きながらゴロゴロする時間が大好きですし、その時間がないとリラックスできません。
身体の声を優先させ始めると、始めはダルさを感じることが多いかもしれませんが、それは今まで気力で頑張りすぎていた証。怖がらずに休んでください。休むことも、健康維持のためには大切です。頑張って動き回っている人が偉いわけではありませんよ。
また経過を報告してくれると嬉しいです。応援してます^^