「低体重なのに、お腹が出ているのはどうして?」といった相談をちらほらいただきます。この記事ではその理由をご紹介します。
原因はお腹を支える筋肉がない
私も拒食症だった頃、食べ始めるとぽっこりお腹が目立ち、太る恐怖に脅かされていました。
しかし、よーく考えてみてください。今のあなたの体は、内臓に皮が一枚乗っているようなもの。
つまり、筋肉もなければ脂肪もない状態なので、内臓が膨らめば、お腹も膨らんで当たり前なんです。
または、腹筋を始めとした内臓を支えるインナーマッスルが弱く、食べて重くなった内臓を筋肉が支える能力を越え、結果的に下に垂れてしまいぽっこりお腹になっています。
アフリカの飢餓に苦しむ子どもを写真で見たことがありますか?
@毎日新聞
彼らも手足はガリガリなのに、飢餓でお腹だけぽっこり出ている体型をしています。
あなたも今、同じような状況なのです。
また、低栄養状態から急に栄養を取り出すと、内臓が水分を体にため込もうとし、腹水と呼ばれる、お腹に水がたまる現象が起きます。(私はこの状態でした)
これはお医者様の所に行かないとわからないので、気になるようであれば病院にいってみてください。
では、どうしたらぽっこりお腹が気にならなくなるのでしょうか?
答えは単純明快。
脂肪と筋肉でバランスを整えるしかありません。
私の体の変化
この写真は、6年前。154cm、45kgくらいかな。(まだ過食嘔吐は週に1度くらいしていた頃)
別にきれいな体型だとは思わないけれど、体重の割にデブには見えないはず。
私が治る過程で意識したことは「姿勢」と「腹筋」。
姿勢をぴしっとすると下っ腹がくいっと引っ込みます。
そして、その姿勢をキープしててもきつくないのはちゃんと腹筋があるから。
腹筋は毎日していたわけではないけど、姿勢をよくしていたら自然とつきました。
お腹は日常的に誰かに見せるものではない
なぜ、あなたはお腹を気にしてしまうのでしょうか?
お腹は、正直日常的に誰かに見られるわけでもありません。
なぜ、あなたはお腹を気にしてしまうのでしょうか?
ファッション次第ではお腹周りを綺麗にカバーすることは、いくらでも可能です。
ウエストが綺麗に見える服を着たいのはなぜ?それはただ細ければ似合う服ですか?
要は、あなたに似合う体型を目指し、服装を研究して欲しい。
骨格的に目指したい体型が無理がある場合もありますし、あなたに似合う洋服はピチピチに体型がわかる服ではないかもしれない。
もちろん、お腹を気にしなくなるのは、すぐには難しいですよね。
でも、ウエスト周りを気にすることによって、生活の中に犠牲も生まれていますよね。
まずはそこに向き合って考えてみませんか。