「良い子」=相手の期待に応え、自分の意思がなくなる

2.心を治す

いい子にしてきた弊害

摂食障害になる方ってみんな「いい子」って言われますよね。

いい子を定義するなら「周りの要望に応えられる子。」

例えば私の場合、「絵を描いて」「学級委員をして」「ピアノの伴奏して」など、良くも悪くも自分は器用だからか、求められることに応えることができました。そして、「ありがとう」や「すごいね」と言われることがとっても快感でした。

そのうち、自分のやりたいことではなく、周りに「すごいね」と言われるために、本来自分の向いていないことまで頑張るように。

皮肉なことに、摂食の子って努力ができる完璧主義だから、目標にたどり着くことができる。でも、そこで私たちが病気になったように、その全力疾走はどこかでガタがきてしまいます。

周りに応えて生きていると、どんどん自分の気持ちに鈍感になって「自分が本当にやりたいことがわからない」という状態に陥りやすくなります。

そこで、手軽にできるダイエットに打ち込むと、拒食症になってしまうという罠。

この一連の流れに、心当たりのある方もいるのではないでしょうか?

「良い子ちゃん」になる原因は幼少期にあり

しかし、この「良い子ちゃん」になった原因は、当事者にない場合が多いです。その多くは、幼少期に原因があるもの。

子どもはみんな、お父さんやお母さんから褒めてもらいたいもの。それは当然の感情であり、褒めてもらうために良い行いをすることは、ごく普通の子どもの特徴です。しかし「良い子ちゃん」になる子どもは、褒められることよりも、親が不機嫌になることを恐れ、どうしたら親が喜ぶのかを常に考えてしまうのです。

この「良い子ちゃん」の傾向がある子どもは「親がどう思うか、親からどう思われるか」が一番大切だと考えて行動をします。

その結果、親の期待に応えられなければ自分の存在価値を認められないので、自分の意思を主張できなくなったり、一見素直で従順ですが、実は自分を押さえ込んでいるため、突然感情を爆発させることもあります。

心理学博士の榎本博明さんは、「親がコントロールしやすい子、つまり親の言いなりに動く子は自立できない心配がある」と述べています。自分で考えて動くことができない「受け身」の習慣が身についてしまうと、判断力も実行力もないまま社会へと出ることになります。

また、否定されると存在価値が揺らぐので、責任の所在が常に自分ではなく、他者にずれてしまう傾向があります。

自分の意思で行動する練習をする

正直、完治した私でさえこの「他人から褒められたい」クセはぬけません。要は、承認欲求が高いんですよね。

カウンセリングでもみなさんに「将来どんな人間になりたいですか?」と聞いている割に、自分は本当にやりたいことがはっきりしていません。

だから、やりたいことよりも、求められることを優先し、このようにカウンセリングをしているのかもしれません。(これはこれで天職なのかもしれませんが!)

そのせいか、旦那や周りの大人に「これやってみたら?」という言葉が嬉しくて、その言葉にのっかって新しいことに挑戦します。

そこで完璧主義がこうじて、スキルを磨き、気づいたら特技に変わっていたりするんですよね。

私の場合はデザイナーや漫画家がその例です。

私もまだまだ修行中。自分のやりたいという気持ちの芽を育ててあげたいと思います。

周りに合わせた自分をつくるのではなく、自分の弱みも強みもわかって、いいところを伸ばしていきませんか?

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