摂食障害の友だちにしてあげられること

6.対人関係

以前、摂食障害のお子さんを持つご家族のための記事を書きましたが、今回は摂食障害のお友達を持つ方向けの記事です。

一番の理解者になってあげよう

拒食症の親友を持つ方から、質問をいただきました。

質問者さん、あなたはとっても優しい。拒食の友達に治るきっかけを与えられる人です。

まず結論として、あなたはその親友さんの一番の理解者になって上げてください。

友達に寄り添うのは、それなりに忍耐のいることかもしれません。というのも、寄り添っても、本人から距離を取られる可能性もあるからです。(摂食障害の症状がひどいと、周りに壁を作ってしまうことも多いので)

でも、そこで疎遠になるのではなく、あなたがじっと待っててあげて欲しい。そして、友達に「あなたの戻ってくる場所はあるのだよ」という信号を送り続けて欲しい。

摂食の友だちにしてあげて欲しいこと3つ

自分の悩みを話すこと

友達の悩みや本音を引き出すには、まずは自己開示が大切。

一番簡単なのは、自分の悩みを打ち明けること。例えば「誰にも話したことなかったんだけど、実は両親の仲が悪くてね」「私、いじめられた経験があってね」「好きな人がいないことがコンプレックスなの」など、体型に関係のないものを話してあげるといいでしょう。

または、場合によっては「自分の一重が嫌いでね」「顔に自信がなくて、写真を取られるのが苦手なんだ」などと、容姿に関する相談をしてもいいかもしれません。

こうすることで、友だちは「悩みを打ち明けてくれた=自分を頼ってくれている」と認識するようになるでしょう。

誰かに頼ってもらえるということは、とっても嬉しいこと。そして、「誰かの力になってあげた」ということが、友だちの自信につながるでしょう。

自分から定期的に連絡する

私は高校の頃、拒食で学校に行けなくなってしまったのですが、その時に友人が「今日学校であったこと」や「趣味や世間話」など、毎日のように連絡をしてくれました。

私は自分から友だちに壁を作っていたので、返信はしなかったのですが、それでも毎日連絡が来ました。

これは、とっても嬉しかったです。

摂食障害の人は、ふと体調が良くなったり、誰かに連絡を取ってみたくなる瞬間があります。そんな時に連絡する相手の顔がすぐに思い出せることが、社会と再びつながるチャンスになります。そこで、顔を思い出せるか、思い出せないかでは、雲泥の差があります。

友だちに「あなたには私がいるよ」「あなたは居場所があるのだよ」「あなたの帰る場所はあるのだよ」ということを、常に連絡を取るという方法を使って、教えてあげてください。

友だちの外見以外のいいところを見つける

親友さんのいいところは、きっとあなたであればいっぱい知っているはず。

それを言葉でちゃんと伝えてあげてください。

「体型以外にも、あなたは素敵なところがたくさんあるんだよ」ということを、直接ではなく、暗に伝えてあげてください。

友だちは今、頭の中が食べ物や痩せることでいっぱいで、「素敵なところがあるよ」と褒められても、なかなか受け入れてくれないかもしれません。また、あなたの思う素敵なところは、友だちにとってはコンプレックスかもしれません。

しかし、友だちがいざ「治りたい」と思った時に心の支えになるのは、体型以外の自分の「いいところ」を見つけ、磨くことです。

それを一緒に見つけて、伸ばしてあげる手助けをして上げてほしいです。

質問者さんはとっても優しい方ですね。ぜひ、友だちに寄り添って、焦らず一緒に歩んでいけるといいです。

タイトルとURLをコピーしました