母親を安心させたい
相談者:アオイ 20歳 学生
▼症状
拒食・過活動・→回復期(オルトレキシア気味)
お久しぶりです。アオイです。
以前に質問をさせて頂いてから、脅迫的な運動も糖質への恐怖心も更に収まりました。
今では、母と食後に甘いものを食べたり、録画を見ながらコーヒーとお菓子を楽しんだり、前よりも「食事を楽しむ」事が出来るようになりました。
しかし、以前より確実にカロリーも糖質も摂っているし、運動も減らしているのに、何故か全く体型が変わりません。(参考までに今やっている運動を挙げると、朝にエアロダンス10分+ストレッチ、・毎食後にワイドスロースクワット15回×3セット+ボクササイズ 10分です。気が向いたらクランチやプランクなど、主に腹筋を鍛えるトレーニングを足します。)
体重もほとんど変わりませんし、無月経の状態がもう1年近く続いています。このままでは、母に心配を掛けっぱなしになってしまいます。
考え方や気持ちは完全にと言っていいほど改善したのですが、体型が変わらないので信用して貰えません。毎日のように「筋張って気持ち悪い」「あまり姿を見せないでほしい」「長袖を着なさい」と言われるので、結構堪えています…。
食事面やその他の生活面など、体型が目に見えて変化するのに必要なプロセスと、それにかかる時間はどうなるのでしょう?
今回も長文になってしまいすみません。
お時間のある時にご回答頂けると幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
私「なぜ過活動や糖質制限をやめれたのですか?」
運動や糖質に関して考えが変わったのも、やはり母がきっかけです。
私の家は、父が何度も借金をしており、今回とうとう自己破産をする事になりました。その結果、父の借金の一部が実質母の負担になってしまいました。一部といっても一生働きながら返せるかどうかという額です。母はそれですっかり将来への希望を無くしてしまいました。
私が今のままでは、母の負担は増えるばかりです。私がきちんと健康になって、母が少しでも安心できるようにしたいと思い、病気を治す決意をしました。
「私、ちゃんと元気になって沢山働くから、また一緒に出掛けようね」と、母に約束しました。
ですから、運動や糖質に関して考えが変わったきっかけとしては、「病気を治す目的が出来た」というのが答えになると思います。
母とは互いに唯一信頼できる間柄ですし、近すぎる故に衝突も多いです。でも、やっぱり一番大切な人でもあります。
早く病気を治して、母に元気になって貰いたいです。
質問をいただくのは実は4回目?くらいで、当初よりもずいぶん症状がよくなったこと、ご自身の努力の賜物だと思います。えらいですよ!
食べることや、過活動を減らすだけでなく、心の問題や現実の問題にもしっかりと向き合えている印象です。では、いくつか私から気になったことを書かせていただきます。
必要なカロリーは足りていますか?
以前よりも食べられるようになったと書かれていますが、必要なエネルギー量は取れていますか?2000kcalくらい食べてもいい年齢・行動量だと思いますが、実際はどれくらい食べられていますか?
もし、食事量が足りていないのであれば、まずはそれを見直しましょう。
産婦人科に相談に行きましたか?
無月経とのことですが、標準体重の8割ほどは体重は回復していますか?もししていないのであれば、体重を増やすことが先決です。もし体重が回復しているのであれば、産婦人科に相談に行くのも一つの手だと思います。
運動が脅迫的になっていませんか?
毎日、それだけ運動されているのは、脅迫的になっていませんか?時々休んだり、量を減らしても、パニックになりませんか?「やっても、やらなくても、どっちでも大丈夫」くらいの気持ちの余裕を持ちながら運動を楽しめるといいですね。
体型ではなく体調を優先しよう
お母様が体型に関して、かなり口を酸っぱく言ってくるかもしれませんが、気持ち半分で聞き流していいと思います。本当にガリガリで恥ずかしいと思うのであれば増やせばいいと思うし、「痩せ型体型くらいかな?」と思えるレベルであれば、そこまで気にすることはないと思います。
と言うのも、世の中には痩せ型で健康な人もいるからです。体型で健康状態を判断するのではなく、体調で判断できるといいと思います。もし、今の体型で体調が優れないのであれば、体重を増やす努力をしたほうが良いでしょう(食事量を増やす)。※拒食的なランナーズハイ状態で、体調がいいと思っている可能性があるのであれば、それは問題だと思いますが。
親は、子供が痩せていると心配になるものです。これは、万国共通だと思います。ですので、お母さんが大切かもしれませんが、顔色を伺いすぎず、自分の心の声を大切に生きて欲しいです。