相談:仕事終わり、毎晩過食嘔吐

仕事終わりに毎晩のように過食嘔吐してしまう

相談者:ゆきさん(26)薬剤師

▼摂食障害になったきっかけ 
大学時代のストレス。少し太ってしまったときに食べたものを吐いたのがきっかけ現在の症状 *毎日、夕食にたくさん食べて吐きます。(揚げ物とパン、アイス)

休日は朝と昼もたまに。お腹に物が入っていると落ち着かないんです。人といるときは吐きません。

▼通院
していない

▼身長・体重
163cm 49kg

▼食事量
3食。朝昼は普通。夜は2食分くらいです。

▼1日のスケジュール
5:30に起床、朝御飯を食べて支度をして出勤。9:00から18:00まで勤務。その後30分歩いて帰宅。帰宅途中惣菜やパンを買って帰ります。1.5時間くらいかけてだらだら食事して嘔吐。その後はごろごろスマホやテレビ。23時過ぎに入浴して0時過ぎに就寝です。

▼体重計に乗る頻度
ほぼ毎朝

▼症状克服のためにしていることはありますか?
摂食障害について調べたりはしています。去年はセミナーにも参加しました。

▼現在、何に一番困っていますか?
食費がかさむ。食事に時間をとられて、勉強ができない。

▼これからやってみたいことはありますか?あれば、何ですか?
漢方の勉強をして別の薬局に勤めたい。おしゃれな料理を作りたい。筋トレして体を引き締めたい。

問題整理(一部)

(1)過食嘔吐の習慣化

帰宅後の夕食で、好きなものを食べて、吐くことが習慣化されてしまっている。むしろ、楽しみになっている。

過食嘔吐をすることで、夜の時間をほぼそれに費やしてしまい、本当はやりたい勉強や趣味などができない。

⇨強制的に何か帰宅後の「習慣」を作ろうと提案。例えば、お風呂に1時間入る、おしゃれに料理を盛り付けて、写真を撮るなど。

(2)職場での人間関係

高圧的な上司がいてストレス。転職も考えているが、まだ新卒で入ったばかりだから、転職には踏み切れない。

解決の道

過食嘔吐をする原因として、現在抱えているあらゆる問題から、向き合うことを避けていることが一つあると考えます。

「漢方の勉強をしたい」とおっしゃられていましたが、よくよく聞くと「上司が勉強したほうがいいっていうから」ということで、心からやりたいことではなく、「やらなければいけないこと」としてプレッシャーになっているようでした。

ゆきさんの場合、過去に過食嘔吐をやめられた時期もあったので、何か今の環境を変える「決断」ができた時、過食嘔吐はしなくなると思います。

決断するまでは、心が揺れるものですが、自分に向き合い、今後どうやって生きていきたいか、一緒に考えられたら嬉しいです。

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