「死にたい」のことばの裏にあるもの

悲しい話ですが、私の元には「死にたい」というメッセージが来ることがあります。でも、その裏には「助けて欲しい」というメッセージも込められていると私は感じています。

今回は、「死にたい」と感じたら、どうしたらいいかを考えてみました。

「死にたい」と「生きたい」のはざまで

私もかつては毎日のように「死にたい」「明日なんて来なければいいのに」と思いながら眠りについては、朝が来て絶望していました。

そして、自殺をしようと思って家から出ても、死ぬほどの勇気もありませんでした。心のどこかで「この苦しい状況からどうやって抜け出したらいいかわからない、助けて」という気持ちがありました。

「死にたい」という言葉、生きたいの裏返しだと思う。

「死にたい」という気持ちの本音は、「これだけ苦しい気持ちがずっと続くのなら、死んだ方が楽なのかもしれない」というもの。でも、心のどこかでは、誰かに助けて欲しかったり、なんとか立ち直りたいと強く願っているんですよね。

このように、「生きたい」けどそれがうまくできなくて、「死にたい」という言葉で究極のSOSを出しているのだと思います。

死にたいの気持ちの裏にある真意

「死にたい」という気持ちの裏には

「なんで過食しちゃったの」

「なんで吐いちゃったの」

「なんで私のことわかってくれないの」

「なんで無視するの」

「がんばっているのに認めてもらえないの」

「私は誰かに迷惑をかけているの」

「誰にも本音を言えない」

などの心の苦しみがあります。その苦しみから逃れようとして、死ぬことを望む人がいます。

私たちは苦しくてパニックになると、語彙力が乏しくなり、すべてまとめて「死にたい」で片付けてしまう癖があると思います。

ですので「死にたい」と感じたら、「なぜ今そう思ったのか」自分に問いかけてみてください。

きっと、死ぬほど嫌なことがあるのだとしても、死ぬ必要のないことばかりのはずです。

「死にたい」の解決法

「死にたい」と考えるほどつらいことがああるのに、誰にも相談できずに問題を一人でかかえこんだ結果、「もう死ぬ以外に方法はないんだ」と強く思いこんでいる方が多いように感じます。

心があまりにも弱ってしまうと、人に助けを求めることができなくなり、どんどん死にたい気持ちが強くなってしまいます。

重症だと感じる方はまずは下記の行動をとることをオススメします。

1) 何もせず、とにかく休息をとる
2) 信頼できる誰かにとにかく気持ちを吐き出す
3) カウンセラーや専門医に相談する

もし、自分自身でまだ考える体力があるならば、もう少し思考を深めてみましょう。

 

死にたいと思う原因を「自分で解決できるもの」と「自分で解決できないもの」の2つに分けた場合、あなたの悩みはどちらでしょうか?

自分で解決できるものは自分自身の過去の後悔や不安。

自分で解決できないものは「相手」が伴うもの。主に人間関係です。

 

自分で解決できるものは、自分自身のご機嫌をとる方法を見つけて癒してみましょう。

甘やかしても良いんです。生活に少し変化をつけてみましょう。少し行動を変えるだけで、気持ちも変わる部分があります。

(しかし、死にたい状況でこれはなかなか難しかったりもするので、誰かに気持ちを話すことが一番の癒しになる場合が多いです)

 

相手が伴うものに関しては、「時間が解決するのを待つ」「相手に直接気持ちを伝える」の方法があります。

「相手に伝えてもどうしようもなさそう」だと感じる場合は、時間が解決するのを待ちましょう。お風呂につかったり、マッサージに行ったり、なんとか気持ちを落ち着けながら時間をやり過ごしてみましょう。

「相手に気持ちを直接伝えられなくて、死にたくなる」という場合は、自分が相手に寄せた期待がかえってこない時にこの感情が生まれやすいです。もう一度、自分自身の心に「相手との関係をどうしたいか」を問うてみましょう。その結果、やっぱり相手と一生繋がっていたいと思うのであれば、勇気を出してもう一度きちんと話し合う時間をつくってから伝えてみましょう。

そして、1人で抱えられなくなったら、私に連絡くださいね。

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