婚約し同棲が決まったが、過食嘔吐が不安

さて先日、「過食嘔吐が治らないまま同棲することが怖い」という相談をくださったりんさん(28歳)。

ついに同棲が決まり、来月から一緒に住み始めるそうです。

りん 28歳 会社員

症状:拒食→過食→過食嘔吐
以前にも相談した者です。質問したいことがあります。
彼氏とは先日婚約しました。
来月から、結婚前提に同棲を始めます。とても楽しみです。その反面、やはり過食嘔吐が心配です。今までは実家で、夜は毎晩過食嘔吐してました。
それがこれから一緒に住むとなるとそれをセーブできるのかが心配です。
過食スイッチが入ると止まらなくなってしまったり、便秘や食べすぎると感情がおかしくなってしまいます。これからは、料理もしなくてはならず、したい気持ちはあるのに過食嘔吐が気になりすぎて、食べ物関係の事が本当に恐怖です。それくらい、ながく摂食障害になっていたので、不安でたまりません。何かアドバイスいただけたらと思います。

素直におめでとございます〜とお祝いしたいところですが、摂食障害持ちだと、手放しに喜べないですよね。

そもそも過食嘔吐をしてしまうのは、不安の表れ。先日の返信記事を読まれたかと思いますが、「現実の問題から逃げていませんか?」の項目をもう一度読んで考えていただきたいです。

その上で、下記を自分に問うてみてください。

なぜ痩せたいのでしょうか?

体型の基準が厳しくないですか?今一度、歪んだボディイメージを考え直してみましょう。

彼氏さんのことを本当に愛していますか?

りんさんを一番愛してくれる人がそばにいるのに、なぜそれでは満たされないのでしょうか?彼氏さんに疑念があるのでしょうか?りんさん自身が、彼を愛していないのでしょうか?

もし、この恋愛に迷いがあるのであれば、同棲は解消したほうがいいと思いますよ。彼氏さんと一緒にいること自体がストレスになる可能性があるからです。

また、「彼氏さん以外の人に認められたい」という気持ちがあるのでしょうか?では、理想の体重になったら、誰かに認めてもらえるのでしょうか?

誰かに認めてもらい、満足したい気持ちもわかりますが、まずは自分で自分を認めて受け入れてあげましょう。ダメな自分も、あなた。それでいいじゃないですか。人間は欠点があるから愛されるのですよ。

「女は男のダメなところに恋をし、男は隙のある女を好きになる」という話を聞いて、確かに〜と納得することがありました。

人は相手のダメなところに惹かれるもの。だから、自分を守ってダメなところを見せない完璧な人よりも、ダメなところを素直に見せる無邪気な人の方が、あなたの周りでもモテたりしてませんか?

https://ed-careroom.com/cocoro12/

この記事も参考にしてみてくださいね。

初めから完璧を目指さない

「環境の変化を克服のチャンスにする」という話を前回しましたが、今回伝えたいのは「初めから完璧を目指さなくていいんじゃない?」という話。

私も会社員になりたての頃は、ビジネスマナーを完璧にマスターしたくて、でもできなくて落ち込んだり。結婚したての頃は、同じく苦手な料理に奮闘し、味付けが悪くて落ち込んだり。たくさん失敗して落ち込みました。

でも、落ち込んでしまったのは初めから「完璧にしたい」という気持ちが大きかったから。別に初めての環境なんだから失敗して当たり前。いつもと違うことでパニックになって当たり前。慣れないことをするときは、人は誰もすぐにはうまくいかないものです。

ですので、あまり「彼の前では完璧な私でいなくちゃ」って思わなくていいと思いますよ。

過食衝動がきたら、「気持ちがつらくなったから、抱きしめて」って伝えてみませんか?抱きしめてもらうだけで、おちつくことも多いと思います。私は今でも、イライラしたり、泣きそうになったら、旦那に「とりあえず何も言わずに5分だけぎゅっとして〜」と甘えますよ。それくらい、弱いところを見せてもいいと思います。

一緒に住むのだから、いいことばかりではありません。でも、悪いことばかりでもありません。

相手に頼りながら、りんさんが過ごしやすい日常を作っていけるといいですね。応援してます。

ーーーーーーーー
▼摂食障害のブログ一覧(1日1ポチが励みになります)
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 摂食障害へ
にほんブログ村

▼無料メルマガ/特典プレゼント
メルマガ登録

▼個別相談/カウンセリング
カウンセリング詳細

▼卒業生の1年後
インタビュー記事

関連記事

  1. 相談:10年間、非嘔吐過食と絶食をくりかえす

  2. 体験談17:体力・メンタルの限界

  3. 普通体重でも拒食脳

  4. vol.27:金銭的な余裕のなさから、復職したい

  5. 暇だから過食⇨暇を好きな時間にかえる練習3つ

  6. 回復したくても、一歩踏み出せない方へ