過食嘔吐が治らないまま彼氏と一緒に生活できるのか
りん 28歳 会社員
症状:拒食→過食→過食嘔吐
摂食障害12年目になります。
高校、大学、社会人3年目くらいまでは、今思うと本当に自分が可哀想なくらいしんどい状態でした。 食べて吐いて…毎食食べ吐きして…顔もパンパンに腫れてました。 精神的にもおかしかったです。
完全には治ってません。現在は、朝昼は吐かずちゃんと食べられるようになりました。奇跡です。でも、頭の中では、太るんじゃないか、気持ち悪くなるんじゃないかという気持ちが抜けず、食事は楽しめません。
夜はまだ大量に食べてしまい吐いてしまいます。ある意味癖です。食べないと気がすみません。食べ吐きしたいみたいです。
結婚も出来ずこのままの人生かと思ってましたが、半年前に彼氏ができました。お互い信頼しあっていて、気が合い、たぶん結婚します。あとはタイミングの問題です。
摂食障害が治らないと彼氏はできないと思っていました。
今の彼氏には、摂食障害を打ち明けることが出来ています。まだ一緒に暮らしていません。
先が見えてきたからこそ、新たな課題に悩んでいます。
1つは、今後彼と暮らすことへの不安です。彼は摂食障害だっていいよと受け入れてくれていますが、親にでさえ、過食嘔吐している姿を見せることは恥ずかしくてできません。なのに、彼氏の前でできません。暮らす前に治したいともよく思います。でもなかなか出来ません。
もう1つは、妊娠です。
過食するため、おそらく内臓下垂となっており下っ腹が出ています。
最近になりとくに頻尿で下っ腹が気になります。色々調べおそらく内臓下垂かと。内臓下垂は妊娠しづらいと知りました。生理は来ていますが、元々冷え性もあります。
いずれ子供欲しいです、なのに、過食嘔吐する事で自ら妊娠しづらい体身を作っています。情けないです。矛盾しています。わかってるのに出来ない、情けなさもあり、焦りもあり、悪循環で気分も鬱っぽくなっています。こんなんにならなければ…と最近は何度も自分に腹が立ちます。妊娠したければもっと栄養の事考えて食べろよと自分に怒りたくなります。
自分の意志の弱さに本当落胆します。
どうしたら、治るのか、不安はとれるのか。情けないです。
前より治したい気持ちが強くなったからこその、ぶち当たってる壁かとは思いますが…なかなか良くなりません。
まず、どん底の過食嘔吐の時期から抜け出せたこと。よく自分の力で頑張りましたね、本当によかったです。今振り返ると、なぜ過食嘔吐を減らすことができたのでしょうか?
今回は「完治しないまま同棲すること」「妊娠」の二つの質問に答えさせていただきます。
完治しないまま同棲する不安
1.過食嘔吐の習慣をなくす工夫をする
彼氏さんができたこと、とっても喜ばしいですよね!私は彼氏ができたことで、食事を楽しめるようになったので、りんさんも同棲することで好転するといいなと思います。
さて、同棲する前に過食嘔吐を治したいということですが、おそらくゼロにはならないでしょう。というのも、過食嘔吐は過食嘔吐をしながら治るものです。
ただ、りんさんがおっしゃるように、過食嘔吐が癖になっているのであれば、ある程度意志の力も必要になります。本気で彼と同棲する前に少しでも頻度を少なくしたいのであれば、生活習慣を変えて行きましょう。
下記の記事も参考にしてみてください。
2.環境の変化をチャンスにする
また、同棲が怖いのは「同棲しても過食嘔吐をするのではないか」という不安があるからですよね。でも、もうこれをきっかけに「嘔吐をしない」という覚悟を持ってもいいのかもしれません。
つまり、過食は許しても、嘔吐は我慢しましょう。嘔吐をする限り、過食欲求は無くなりません。私は同棲は摂食障害を完治させるチャンスだと思います。このチャンスに勇気を出して、嘔吐をしない練習をしてみてほしい。
3.現実の問題から逃げていませんか?
また、夜に過食嘔吐をしてしまうのは、現実逃避もあるのでしょうか?目を背けたい問題があるのであれば、それを解決しないと、過食嘔吐は根本的には治りません。
妊娠の不安
生理があるのであれば、妊娠できる可能性は十分あります。様々な情報が出回り、内臓下垂は妊娠しづらいと書かれているかもしれませんが、それは一概に言える話ではありません。奇跡的なタイミングが重なって妊娠できるので、論理的には説明ができないこともあります。
内臓下垂が不安なのであれば、医者にみてもらったり、産婦人科に相談に行くのも良いでしょう。
また、本当に子供が欲しいのであれば、過食嘔吐の症状が落ち着いてから妊娠したほうがいいと思います。そうしないと、りんさんが辛くなってしまいますよ。
りんさんは、新たな壁にぶつかって苦しいと思います。でも、以前のように過食嘔吐に逃げているよりも、ずっとずっとりんさんはたくましく現実に向き合っています。えらいですよ。
結婚を機に摂食障害が快方に向かうことを願っています。