▶︎前回⇨体験談22:偏差値29。2年遅れの受験生
▼拒食・計画的過食嘔吐(48kg→38kg)
19歳4月~20歳4月 (約1年)
12時間、机に向かう生活
12時間、机に向かう生活
受験生になった私は
1日12時間勉強した。
なんたって偏差値29なので
死ぬほど勉強しないと受からないのだ。
- 7時:起床・ご飯
- 8時:勉強
- 12時:お昼
- 12半:英語のリスニングを聴きながら
- 30分先の予備校へ徒歩
- 13時:授業
- 17時:古文のリスニングを聴きながら
- 30分先の自宅へ徒歩
- 18時:ご飯・お風呂
- 19時:勉強
- 23時~24時:就寝
完璧主義が功を制し
毎日きっちりハードな勉強をこなした。
あんなに食事中心だった私が
勉強中心の生活を送ることができた。
多分、摂食障害の方って
人一倍、努力家だったり
目標に向かって頑張れる人だから
やりたいことさえ見つかれば
病気は良くなることが多いと思う。
計画的過食嘔吐
計画的過食嘔吐
受験生になり
食べることを考えたくなかったので
食事内容はほぼ毎日同じ。
- 朝:果物・ヨーグルト
- 昼:サラダ・押し麦のおかゆorベーグル
- 夜:汁物・押し麦のおかゆ
- 間食はソイジョイや豆乳
1日1000kcal程度しかとってなかった。
そして、
拒食のフラストレーションに色を加えたのが
計画的な過食嘔吐。
週に1度だけ朝の勉強の時間を
過食嘔吐に当てるのだった。
その4時間はネットサーフィンをしながら
1週間我慢してきた食欲を爆発させた。
1度の量は甘いものや揚げ物を買いこみ
3000円分、5000kcalくらい。
体と脳は快感を覚え、
ストレス発散の儀式として定着した。
これを4月から翌3月の受験が終わるまで
毎週おこなった。
過食嘔吐を悪とすればいい行いと言えないし
過食嘔吐を正当化したくない。
しかし、私にとってこの時は
過食嘔吐があったから
受験勉強が頑張れたのかもしれないし
治る過程で必要な行動だったのかもしれない。
ただ、私の体重は40kgまで減っていた。
▶︎つづき⇨体験談24:5年ぶりの再会は成人式