価値観をこわそう!まだ見ぬ世界へ。旅のススメ

みなさんは、海外旅行についてどのようなイメージをもちますか?

 

よく旅に行くと、「世界が広がる」「多様性を知ることができる」なんて言うけれど、正直キレイゴトだと感じませんか?

旅ってお金がかかるし、まして海外となればお金なんて簡単に飛んで行く。それでも、私は旅行を勧めます。

私は小さい頃から家族旅行でほぼ47都道府県を回りました。

海外の経験は遅咲きなのですが、大学2年の時に5年のパスポートをとり、4年間で世界30都市60ヶ国を回りました。

海外旅行に行き始めたのは、摂食になって5年が過ぎようとする頃。過食嘔吐を時々してしまったり、食べることにこだわりが多かったので海外旅行に行くことは不安でしたが、それよりも「環境が変わることで、病気も好転するかもしれない」という期待がふくらみ、バイトで稼いだお金はすべて海外旅行に消えて行きました。

さて、今回はみなさんの世界が少しでも広がるきっかけになればと思い、旅のススメについて書きます。

お金のため方:過食嘔吐をしたつもり貯金

「海外旅行にいく」と言うと、「ぜいたく」「いいご身分」「時間とお金に余裕があっていいね」と嫌みを言われることがあります。

若者ならなおさらです。

しかし、「学生の身分で」「若者のくせに」というような皮肉の言葉たちは、無視しましょう。

人生の土台は、若い頃に作られると私は考えているのですが、だからこそ「若い」ときに、広い世界を知ることは大切だと思っています。また、それらで感じた経験から学ぶ吸収率、その経験が次につながる確率はとっても高いものです。

学生だった私が、どうやって海外へ行くお金を稼いでいたかと言うと、学校に行く以外は、ほぼバイトをしていました。「飲みに行くくらいだったら、バイトをした方がいい」と言う考えでした。

私は学生時代の間に約250万円稼ぎましたが、そのうち100万円は海外旅行に当てました。

会社員時代の2年間も、計100万は旅行代に当てました。(総額200万円も投資したのか!)

そのお金でめぐったのは30ヶ国60都市。

過食嘔吐で、毎月6万円をトイレに流していたことを思えば、十分すぎる有意義な使い方だったなと思います。

現在、「お金に余裕がない」と思っている方。過食嘔吐したつもり貯金をしてみませんか?

毎日3000円過食嘔吐しているのであれば、月に10万貯まります。

とりあえず来月の過食嘔吐費用を使って旅行の計画を立ててみませんか?

カウンセリングを受けるよりも、大きな心の変化を感じられるかもしれません。

摂食障害の方にとっての海外旅行の魅力

では、なぜ海外に行くことがそこまでいいのでしょうか?特に、なぜ摂食障害の方にとって、旅が有効な克服手段なのでしょうか?私が思う、3つの魅力をお伝えします。

1、日本人がいかに細いかを知ることができる

日本ってガリガリの人をよく見かけるけど、海外って都会でもそこまでガリガリな人を見かけません。

確かにモデル級のスタイルの方もいるけれど、病的な細さではなく、骨格がすらっとしているのだと思います。

私は華奢で童顔だったので、未成年に間違えられてお酒の提供を断られたり、逆に学生料金で入園料をまかなえたりしました(笑)

海外では、「細い=美しい」という認識が薄いように感じます。

2、他人と違って当たり前。価値観の多様性を知る

日本は島国であり、単一民族国家。

しかし海外は多民族国家で、人と肌の色が違って当たり前なんです。

だからこそ、可愛いとか細いとか、身体の特徴を褒めることって文化的にない。「他人と違って当たり前」という世界なので、日本人のように目の大きさまで比べることなんて、無意味だということを実感します。

3、自分の無力さを知り、生きることに必死になる

言葉が通じない!

地図がなきゃ自分がどこにいるかわからない!

Wi-Fiなきゃ次の場所にたどり着けない!

というピンチに必ず遭遇します。その度に、ただただ生きることに必死になり、食べることや痩せることなんて、二の次になります。

私の海外での3箇条は

「食べられる時に食べる」

「寝れる時に寝る」

「トイレを見つけたら必ず行く」

でした。

とにかく生きることに必死(笑)

海外に行っていた期間は、過食嘔吐はありませんでした〜

パンやスイーツなどをいつも以上に食べていましたが、たくさん歩いていたからか、いつも体重は2kgくらい痩せて帰ってきましたよ。

ひとり旅=どんな場所でも1人で生きていける自信になる

「どんな場所でも、生きていける」という自信ほど、自分を支えるものはありません。私は一人で国内でゲストハウス巡りをしたり、結果的に30カ国ほど旅をしたり。旅ではなくてもいいのですが、一度でいいので知り合いのいない地で、一人で生き延びる経験をすると、根拠のない自信を得ることができます。それは、今後の人生の支えになるでしょう。

よくある質問

▼食事が怖くていけません

もし、全く食べられないのであれば、まだ海外旅行に行くタイミングではないのかもしれません。ただ、少しでも「食べることに挑戦したい!」と言う気持ちがあるなら、この旅行がチャンスになるかもしれません。

▼過食嘔吐はしませんでしたか?

私は家のトイレじゃないと緊張して吐けない体質だったので、海外旅行は「吐かない前提」でいきました。そのおかげで、食事も割り切って楽しめたし、多少食べすぎても「この国に来れるのは一生に一度の経験だから」と思って、なんとか気持ちを落ち着けました。

▼英語が喋れないのですが、大丈夫ですか?

私も英語は話せません。30ヶ国回っても、未だに話せません(笑)しかし、基本の文法と、単語が話せれば、コミュニケーションって意外と取れるものです。また、これを機に勉強するのです!私は、海外に行くたびに勉強をしたんですがね、、これでも。。。あまりに身になりませんでしたが。

▼海外旅行に行くことを親が反対します。どうすればいいですか?

あなたの行きたい気持ちは、親御さんを説得できないほど軽いものですか?今後、成人になり、独り立ちし、自分で仕事や生活を選んで行くのに、ご両親の許可をいちいち取るつもりですか?自分の人生の主役は自分です。自分の気持ちを、適切な言葉できちんと伝えれば、相手もわかってくれるはずです。

▼一緒に旅行に行く人がいません。

ひとり旅でいいじゃない?最近はひとり旅専用のパックがあったり、またはツアーに参加すれば、多くの日本人と一緒に行動できるので安心ですよ。私は初めは女子2人旅で、添乗員つきのツアーから始めました。3回目からはフリーでプランをたてられるようになり、社会人になってからはひとり旅に落ち着きました。自分の気の向くままに行動できるのは、とっても楽しいですよ。

4年間で訪問した30国60都市まとめ

▼2013
#Korea
Seoul

#Thailand
Bangkok、Ayutthaya

#Vietnam
Ho Chi Minh

#France
Paris, Chartres,Mont-Saint-Michel

#UAE
Dubai

#Vienna
Salzburg,wien

#Czech
pragha,Český Krumlov

▼2014
#Spain
barcelona,granada,malaga,fuengirola,mijas,guadix,ronda,sevilla,cordoba,madrid,toledo,segovia

#Portugal
lisboa,sintra,porto

▼2015
#Canada
Whitehorse,Vancouver

#Taiwan
taipei,九份,十份

▼2016
#Malaysia
Kuala Lumpur

#Australia
Melbourne

#USA
NYC

▼2017
#India
Delhi、Agra、Jaipur

#Türkiye
İstanbul

#Republika Hrvatska
Dubrovnik,Split,Plitvice,Zagreb

#Bosnia and Herzegovina
Mostar

#the UK
london,Salisbury,Bath,Cotswolds

#Belgium
Brussels

#Holland
Amsterdam,Lisse,Utrecht

#Finland
Helsinki

#LatvijasRepublika
Riga

#KonungariketSverige
Stockholm

#EestiVabariik
Tallinn

#Russian Federation
Sankt Peterburg

#Chaina
上海

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