みなさん、どんな1年を過ごしたでしょうか。
今回は、1年の振り返りをみなさんとして
「回復を助ける考え方」についてお話ししたいと思います。
わたしの2023年
と、その前に、私のこの一年を簡単に振り返りますね。
私は、昨年末に3人目の妊娠がわかり
この一年は産前産後でまるっと過ぎていった感覚があります。
実は妊娠後期から色々と異常があって、
出産時も常位胎盤早期剥離っていう怖いやつがおきてしまい
あ、私、死ぬ。。。って記憶かなたはてで初めて思いました。
本当に私もこの子も死にかけました。
人が生まれてくるって奇跡だと改めて感じました。
今年の1番のご褒美としてはこの子が生まれたことなんですけど、
2番目に嬉しかったのはzipの移住者特集に出れたことですね!
ずんのお二人が山奥に来てくださって
とてもいい思い出になりました。
さて、では今日は皆さんと一緒に今年一年を振り返ろうと思います。
2023年、あなたは回復しましたか?
この回答してくれた人って、私の投稿をいつも見てくださる方だから、私のアカウント見ていると、もしかして回復効果が高いのかな?なんて思ったりしましたw
はい。では回復している人の意見を聞いてみました!
みなさん、自分の良い面に着目できていて素晴らしいですね!
「体重が増えた、許可食が増えた、運動が減った、生理が戻った」という症状が改善したのは目に見えてわかる変化だと思います。
しかし、もっと大切なのは、その表面的な変化を感じた先にある「考え方が変わる」というステージなんですよね。
例えば、ここであがった
・未来に対して、どうにかなると思える
・体重を受け入れられる(という心が育った)
・幸せを感じられる
とかね。
一方で、悪化した人の声も聞いてみました。
ただ、ここで一つ注意してほしいのは
「拒食から過食に変わった」
「体重が増えた」
は、悪化ととらえなくていいと思います。
むしろ、回復していませんか?
摂食障害は、「拒食のまま」「低体重のまま」では治りません。
なぜなら、健康な体あっての、心の健康だからね。
そういう意味では、「低体重の人は必ず体重増加をしてしまう時期」もあるし「拒食だった方は、食欲が増してしまう時期」もあります。
ただ、過食傾向から、過食症になることが、悪化なんですよね。
つまり、「適正体重になっても、食事制限と過食を繰り返す」ことは、回復した状態とは言いづらいと思います。
だから、一番大切なのは、拒食から食欲や体重が回復する段階で「体重が増えてもいいと思える心」を育てることです。
そのためには、
・心の傷のケア
・痩せたい気持ちの緩和
・痩せること以外で心を満たす方法を見つけていく
ことが必要です。
失敗しながら、自分の生き方を見つけていく
摂食障害はトライアンドエラーの繰り返しで自分に合った生き方を見つけ、それに伴い症状が良くなっていく病気です。
つまり、「試して失敗する」経験なくして克服はありません。
世の中には、いろんな幸せになる方法や、摂食障害の克服方法の情報があふれてます。
ただ、どれがあなたに合っているかはわかりません。
色んなアイディアを試し、失敗から学び、やっと自分に合った方法、生き方が見つかります。
だから、「10個試したら、1個くらい成功するだろう」くらいの気持ちで、いろんな方法を網羅的に取り組んでみましょう。
そして、失敗したな、自分に合わなかったな。
と感じることも、またそれも回復のためには必要なんですよね。
ただ、失敗を失敗で終わらせないために「失敗したら、なぜ自分に合わなかったのか」を分析しましょう。
で今年、最後に私が一番言いたいことは、
摂食障害は心の病気、頑張りすぎる生き方に限界がきて発症する病気です。
症状は「食べすぎる・食べられない」ですが、回復の基準は「心」を見ましょう。つまり、過食やマイルールの有無ではなく、心の変化に目を向けることが大切です。
回復の過程には、症状が一時的に良くなったり、悪くなったりの波があります。ただ、一時的に悪化しても、そのような時ほど心が回復していることが多いものです。
というのも、症状は「心の揺れ動き」で生じるストレスをしずめるために起きることが多いからです。そのため、症状の前には必ず「心が変化するような行動」があります。
治すためには、現実の問題に向き合うために、症状を頼ることも必要です。
だから、症状があっても、他の変化に目を向けていきましょう。
はい、ということでこの一年もありがとうございました!