体験談13:食べ物は麻薬。1日4回の過食嘔吐。

▼過食嘔吐・チューイング(52kg)
17歳4月~19歳4月 (約2年)

 過食嘔吐を練習する

過食が続き体重は27kgから45kgに。

 

摂食障害になる前の体重に戻ってしまった。

 

過食続きでいつも胃もたれ。

妊婦さんみたいなお腹が

腹立たしく気持ち悪く感じた。

 

入院中に過食嘔吐の方と出会ったことを思い出し

私は軽い気持ちで嘔吐を練習し始めた。

 

どんなに頑張っても

まったく吐くことができなかったが

回数を重ねるうちにコツを掴んでしまった。

 

それからというもの

私は1日3回の食事に過食をプラス。

 

さらに夜中に起きて夜食で過食。

 

1日4回過食嘔吐をする

泥沼生活に突入してしまった。

 

嘔吐しているのに人生最大体重に

私は嘔吐を覚えたにも関わらず

体重はみるみる増えて人生最大の52kgに。

 

太りそうな油物はすべて吐いて

ヘルシーなものしか吸収してないつもりだったのに

きっと全然吐ききれてなかったのだろう。

 

または、体が「食べ物が入ってきているのに、

体に残る食べ物が少ない」と察知して

少しのエネルギーで生きていけるように

エネルギーを溜め込もうとする体質になったのか。

 

嘔吐でカリウム不足になり

常に顔はむくみでパンパン。

 

顔も体も病気になる前より醜くなった。

 

しかし、過食嘔吐が常習化し

たった一口食べ始めると止まらなくなり

まさに食べ物が麻薬のように感じた。

 

「食べ物を無駄にしている」

「お金ばかりトイレに流れてる」

「吐くたびに顔が腫れる」

という罪悪感でいっぱいになった。

 

生きるために食べるのではなく

吐くために食べる食事。

 

まさに生き地獄だった。

 

嘔吐に手を出さなければよかったと

あの頃の安易な考えを呪った。

母との関係も悪化

今まで一番の味方だった母も

私が吐いていることを知ってしまう。

 

私は外のトイレでは吐けず

家でしか過食嘔吐ができなかったのだが

家のトイレを汚くしてしまうことがあった。

 

また、無理やり吐いていたので

嘔吐後は顔が内出血して青かったのを

母は見逃さなかった。

 

今まで喜んで食べ物を買ってくれたのに

だんだん私のわがままが効かなくなってきた。

 

前よりも家の居心地が悪かった。

 

全部、嘔吐が招いた悲劇だった。

 

※現在、吐けない過食に

苦しんでる方もいらっしゃると思いますが

過食嘔吐は絶対にオススメしません。

 

嘔吐は単純に痩せる行為ではありません。

 

食べた過食分がチャラになることは絶対になく、

エネルギーを溜め込む体質になったり

むしろ同じ体重でもむくみで太って見えたり

食べ物を無駄にしている罪悪感で鬱が悪化します。

 

吐いている時に一歩間違えると

最悪死に至る可能性も高まります。

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