自分の好きなものがわからない
「自分の好きなものがわからない」と、自分が何が好きで、どんなものに興味をそそられるのかがわからない摂食障害の方は多いです。
特に拒食で低体重だったり、排出行動の積み重ねで体が飢餓状態の方は、自然と食べ物のことばかり考えてしまうことは避けて通れません。体の本能って恐ろしいですよね。
しかし、ある程度の低体重を脱し、排出行動を辞める覚悟ができたのであれば、少しずつ過食嘔吐以外で過ごす方法を生活に取り入れていきましょう。
さもないと、暇な時間を見つけては過食嘔吐をしてしまうことになりかねません。
行動するから興味がわく
「興味あるものに手を伸ばすくらいなら、手っ取り早く幸福感を得られる食べ物に手を出してしまう。」
それをし続けてきた摂食障害の方にとって、趣味をすることはストレスでしかありませんよね。食べること以外はすべてしんどいと言う気持ちは痛いほどわかります。
しかし、だからと言ってそれをいつまでも続けていては、気づいたら食べ吐きばかりして10年間過ごしてしまうことになります。それってとっても恐ろしく感じませんか?
では、どうやったら興味の持てるものが見つかるのでしょうか?
ズバリ、興味は行動から生まれます。つまり、初めから興味の対象は見つかりません。
例えば行動例を雑誌の閲覧で考えてみると、
- とりあえず、雑誌を読み進める
- なんとなく惹かれるファッションコーディネートを見つける
- そのブランドを調べる
- 実際にお店に足を運んでみる
- 定員さんと話しながら、自分の似合う服を探す
- 自分の似合う色があることを発見する
- パーソナルカラーについて知見を深めたくなる
このように、人はとりあえず行動したことから興味のアンテナを広げ、やってみたいことや自分の感性を磨いていきます。
興味を持てばそれに対する探究心や好奇心をくすぐられ、「もっと知りたい」「もっと上手くなりたい」などの、次の行動力につながります。そしてそれらにエネルギーをさく時間が増え、過食から離れる時間が増えます。
ちなみに、「暇な時間があると、過食嘔吐をしてしまう」と言う質問に対しては、下の記事で答えていますので参考にしてみてください。