受験期。予備校に行けず過食してしまう

相談者:めぐ(18歳・浪人生)

▼症状
1年半前に軽い拒食→ダイエットで10㎏減量→過食嘔吐→受験生になり下剤乱用15㎏増量→受験勉強が終わり一旦止まって5キロ減→浪人生になり過食嘔吐→現在非過食嘔吐

▼相談
朝から過食してしまって予備校に行けません。どうしたらいいでしょうか。浪人生なのにこんなことをして辛いです。

私も2年遅れの浪人生を経験し、予備校に1年通いました。受験という異様なプレッシャーは、ストレスが大きくかかっても仕方のない状態だと思います。

あくまでも私の意見ですが、参考になれば幸いです。

「受験」する意味を考えよう

予備校に通う目的は、受験勉強をするため以外にはありません。さらに言うと、「希望する大学に入る」ために、予備校はあります。

今の時代、無名の大学であれば、受験さえすれば大学生になれます。ただ、「志望校に行きたい」のであれば、受験勉強する必要がある、ただそれだけだと思います。

予備校に行きたくなくて、過食症状が出てしまう場合は、「なぜ大学に行きたいのか?」というそもそもの動機が欠けているのではないでしょうか。

ですので、

  • なぜ浪人生になったのか
  • なぜ志望校、志望学部に行きたいのか?
  • 志望校以外の大学が、なぜダメなのか
  • 志望校に合格した後にどんなことを学びたいのか

上記の質問に全て答えられますか?答えられない場合、受験に合格する意味そのものを見失っているのだと思います。

予備校に行くメリットを確認しよう

予備校に行かなくても、勉強、受験することは可能です。そこで、今一度、「なぜ予備校に行く必要があるのか」を考えてみましょう。例えば、

  • 計画的に学習を進めることができる
  • 先生に質問できる
  • 勉強に集中する環境が得られる
  • 生活習慣を正すことができる
  • 過食しない環境に身を置ける

もし仮に「受験はしたいけど予備校が苦手」なのであれば、予備校をやめて、独学で勉強するのもありだと思います。ただ、予備校は上記のようなメリットを得られるので、本当に志望校を狙いたいのであれば、有効な手段だと思います。

私の話をすると、私が予備校を選んだ理由は、高校1年生の時に中退し、3年ほど勉強から離れていたので、基礎から英語や国語を学ぶ必要がありました。そこで「英語」「国語(現代国語・古典・漢文)」「地理(歴史に興味がなかったため)」の3教科を選びました。また、私は通信制の予備校、つまりDVDで授業を受けるシステムの予備校を選んだため、自分のペースで勉強をすることができました。

予備校で集中したいがために、私は過食をしたり(過食をすると罪悪感で勉強に集中できない)、食べなさすぎること(食べないと頭が働かない)はしませんでした。

過食してしまう理由を考えよう

では、なぜめぐさんは過食をしてしまうのでしょうか?下記の記事を参考にしながら考えてみましょう。

大学へ行くことが正解ではない

浪人生になることで罪悪感や劣等感を感じていたり、自己肯定感が低くなっているかもしれません。

しかし一見、1年間を無駄にして遠回りしているように見え、実は自分に向き合う大切な時間だと思います。

自分がどうして大学に入りたいのか、自分が何になりたいのか。じっくり考える時間を持てることは、今後の人生において有意義だと思うよ。私は周りよりも2年間遅れているけれど、あの時自分に向き合ったおかげで、誰よりも自分の人生に納得しています。

また、大学に行くことがすべてではありません。私の旦那はMARCHの大学に入りましたが、大学4年で中退して、自営業をしています。私は高校を中退したのちに大学に入り、2年間会社員をしたのち、フリーランスになりました。

どちらも一般的な生き方ではないですが、生活するのに困ることはありませんし、軽蔑されることもありませんよ。

いかがでしょうか?つらつらと書いてしまいましたが、対処が難しければ一度カウンセリングを受けるのもいいと思います。摂食障害は1人で治そうと思っても治るものではありませんから。

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