例えば、私の場合は
「仲のいい友達はいたけど、その友達は他にも友達がいると思うと居場所がないと感じる」
「結婚式などのパーティーに呼ばれると、心から楽しめず居場所のなさを感じる」
と言うことがありました。
みなさんにも居場所のなさを感じているか聞いてみました。
どんなときに居場所のなさを感じるかも聞きました。
みなさん、さまざまな場面で居場所のなさを感じていますよね。
ただ、居場所がないと感じるのは思い込みです。
今日は、居場所を感じられるような考え方ができるように
みなさんと考え方のトレーニングをしていきたいです。
参考にしたのは、水嶋ヒロ子先生の
「自分の居場所がない」と感じたときに読む本です。
居場所を感じられない原因
本書では、
居場所を解決したいのであれば、生き方を見直しましょう
と書かれています。
×居場所を感じられない人
外からの評価で安心する生き方
◯居場所を感じられる人
自分の内側から心の平和を感じる生き方
つまり、自分の居場所を感じるためには、「心の平和を目指す」ことが近道になります。
まずは、自分が周りからどのような評価を受けたいかをチェックしてみましょう。
居場所を感じるためにできること
1、相手に居場所を与える
私がこの本を読んで驚いたのは、
「居場所を感じたいなら、まずは相手に居場所を与えよう」とする考え方です。
だから、まずは一対一でお話をする。相手の話を聞いたげる。
すると
「〜さんとお話しすると安心する」
「〜さんにはなんでも話せる」
などと言ってもらえることが多いです。
、相手が居場所を感じるということは、
自分がいて初めて成り立つということ。
それによって、自分自身も居場所を感じることができますよね。
つまり、居場所感は、相手に与えると、同時に返ってくると言うことです。
2、今に集中する
今、目の前のことに集中していると、居場所のなさを感じません。
例えば、本を読む、絵を描く、走る。
それらに集中すると、「自分」と言う概念すら考えないので、居場所という考え方すら頭によぎりません。
心寂しさを感じたら、とりあえず目の前のことに集中してみるといいかもしれません。
3、自分に役割を与える
自分に役割を与える。つまり、そこにいる目的をはっきりさせることも居場所感のなさから解放されます。
つまり、目的がわかっている場所では、あまり心細さを感じませんよね。
例えば、病院の場合は「治療する」目的で、「患者」という役割を与えられているから、一人でいても心細さを感じない。
美術館の鑑賞も「鑑賞する」ことが目的で、「お客さま」という役割を与えられているから心細さを感じない。
基本的にサービスを受ける側はそうですよね。
だから、自分がそこにいる目的と役割さえはっきりすると、居場所を感じないということは起きにくいでしょう。
ただ、「家」での居場所のなさは一味違うものだと思います。
しかし、それは「思い込み」である場合がほとんどのように感じます。
つまり、「家族はあなたが家で一緒に生活するのは当然」と思っているはずです。
しかし、あなたが摂食障害でいることで「申し訳ない」と感じ罪悪感を感じていることが、居場所のなさを感じさせているのだと思います。
前に罪悪感の話をしたことがありますが、罪悪感の裏には「相手を想う愛がある」のです。
つまり、家族を愛しているからこそ、申し訳なさを感じてしまっているのです。
それは、愛している以上、自然な感情。
それを「居場所がない」と置き換えて思い込まなくてもいいんではないでしょうか。
まとめ:居場所は自分で作るもの
最後にまとめます。
このまで読んで頂いてわかったと思いますが、
居場所は与えられるものではなく、「自分でつくるもの」です。
そして、自分の居場所を感じられない1番の原因は
「自分のことを受け入れられない心」にあると思います。
自分のあらゆるところを認められないから、心の平和が保てず、相手からの評価を求めてしまいます。
相手からの評価を求めること
また自分で自分を評価することをまずやめることが
居場所を得るための第一歩になるでしょう。