相談者:サマー(22歳・学生)
▼症状
拒食?→過食 時々 嘔吐
▼相談
1年前にダイエットをし、いわゆる糖質制限といった食事制限で161cmの37kgまで痩せました。毎日太りたくないと思いカロリー計算をしていたのですが、流石に身体に支障が出てきて、体重を増やそうと決意。ご飯を食べるようになって、今度は、パンやご飯などの糖質をお腹が痛くなるまで食べてしまいます。
昨日は、お寿司をお昼に15皿食べたあと、食パン5枚、菓子パン5こ、ベーグル2こ食べました…5000kcalも食べてしまって…
これは、やはり摂食障害に当てはまるのでしょうか?
こんな日が週一回のペースであり、次の日どんな食事をしたらいいか分からなくなっています…このままの生活だと、ブクブク太ってしまうのが怖いです…
今の状態は過食、と呼ばれる症状に近いですが、拒食期の飢餓状態による食欲だと考えられます。これは、心の栄養不足の過食とは異なり、低体重から回復する際の体の自然な生理欲求なので、逆らわずに今は食べることを受け入れてあげてほしい。
ただ、そこで注意してほしいのが、2点あります。一つはバランスの良い食事を心がけること。もう一つは、嘔吐をしないこと。
バランス良い食事を心がけること
拒食から過食症に移行するのを防ぐためにも、栄養バランスの整った食事を食べることは、空腹や満腹を感じられるようになるためにも、有効な手段だと思います。
過食した翌日は、気持ち的に食べられないかもしれませんが、次の過食を予約しないためにも、ヨーグルトだけでも構いません。3食何かしらリズムよく食べてみてください。
嘔吐をする限り、過食欲求は止まらない
時々嘔吐、と書かれていますが、嘔吐を試されてしまっているのでしょうか?
嘔吐をやめられるのであれば、とにかくやめてください。
というのも、嘔吐をしている限り、過食の欲求は無くなりません。嘔吐は過食を誘発するのです。
吐けない過食より吐ける過食の方が治療が長引くのは、過食の我慢に加えて、嘔吐の我慢が必要だから。
私も10年間摂食障害に苦しみましたがその8年間は過食嘔吐の症状によって長引いてしました。
あの時、「太る自分を許して過食しても嘔吐することを我慢できてたら」と克服する上で何度も思いました。
もしまだ、嘔吐をやり始めたばかりであるのであれば、絶対に次は嘔吐はやめてください。麻薬のように、1度手を出すとやめられなくなります。