30冊近い本を読んだ
私は克服するにあたって摂食障害に関連する本を手当たり次第に読みました。おかげで摂食障害という病気について客観的に捉えられるようになり、また自己理解が深まりました。
1.水島広子「拒食症・過食症を対人関係療法で治す」
この本の内容はざっくりいうと、
・過食嘔吐はがまんしなくていい
「すぐに」「完璧に」治そうとするから治らない。
・表面的な症状だけを抑えても治らない。
・病気の背後にある生きづらさや家族関係の問題を見ましょう
基本的には、摂食障害の「心」の問題に向き合う本です。
摂食障害の類の本を、私の母は率先して読んでくれましたが、この本は父も読んでくれました。
「家族の理解が得られない」と感じている方は、この本を家族に読んでもらってもいいかもしれません。
摂食障害は家族の理解が得られた方が、圧倒的に克服が早いです。
特に、ご家族が適切な知識を持っていると、よりあなたにとって効果的な行動が取れると思います。
「家族に心配かけたくない」と思って、言えずにいる方もいるかもしれませんが、ここは思い切って甘えてみてください。
私は摂食障害の期間はギクシャクしましたが、治った今は心の底から「ぶつかり合ってよかったな」と思っています。
2.ステップあや「食べて痩せた!最後のダイエット」
ステップあやさんの著書もオススメです。私が拒食2年目くらいの時に、ステップあやさんと知り合い、その後講演会にも参加し、著書も購入しました。
色んなカウンセラーさんがいますが、私はステップあやさんを一番信頼しています。
カロリーや過活動などマイルールにとらわれて、生きづらくなっている方におすすめしたい一冊です。
3.伊達 友美「食べたいものを食べてやせる」
管理栄養士の伊達友美さんの著書。
食べないダイエットに警鐘を鳴らし、「食べるダイエット」を提唱している伊達さん。
今回は「食欲」をテーマに、「食べたいものをガマンしたり、ダイエット情報に振り回されるより、自分の身体に何を食べたいか聞き、自分の食欲に従うことが美への近道」であることをノウハウ・エッセイとしてまとめた1冊です。
伊達さんの本を読むと、「食べないでいる方が、太りやすくなる」と危機感を抱き、拒食症から立ち直る支えになったり、逆に食べすぎても「食欲に従っているから、間違いではない」と食べることに勇気をもらえました。
この3冊は読んで損はないと思うので、ぜひご家族の皆さんと一緒に読んでみてください。