体験談34:本音を伝え、芽生えた信頼関係

▼ゆるい過食嘔吐(38kg→45kg)

20歳4月~25歳4月 (約5年)

独占欲

前回、学生団体の代表になった話を書いたが

私は3代目の代表だった。

 

初代代表は摂食障害経験者で

2代目は普通の女の子だった。

(私より年は1つ下だけど学年は上)

 

私は彼女に団体の運営方法や

メンバーに関する相談を事細かにした。

 

その度に、彼女は

真摯に丁寧に返事をくれた。

 

そして、私は病気のことをほのめかしても

「だから何?ヨメジョはヨメジョでしょ」

と、ドライながらも愛ある回答をくれた。

 

そこから私は彼女に心が開けるようになり

エスカレートして独占したくなった。

 

恋人並みに

彼女が彼女の友達と仲良くすると

嫉妬したのだった(笑)

 

本音で話せる関係

そして、嫉妬したことを彼女に伝えると

「あかねが一番とか、

 私の中にそういうものはない。

 その友達は友達だし、

 あかねはあかね。

 

 いくら別の友達といることが楽しくても

  あかねのことが嫌いになったわけではない。

 人それぞれに好きなところが違って

 誰が一番とかはないもんだよ」

というふうに、私に言ってくれた。

 

こうやって、真っ向に意見してくれる

友達を持ったのは初めてだった。

 

私は、この言葉が衝撃で

ちょっと飲み込むのに時間がかかったが

理解できると腑に落ちた。

 

私は彼女を信頼し始めていた。

 

今まで人を信頼できなかったが

彼女とのやりとりをきっかけに

友達を信頼しようと思える自分がいた。

 

その日以来、

私は自分の思ったことを

友達にちゃんと伝えるようにしている。

 

今まで嫌われたくないがために

あまり本音を伝えてこなかったが

本音を伝え合うことでしか

信頼関係は生まれないと知ったから。

 

22歳になって初めて

私はそれを学んだ。

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