体験談14:リアル友達ゼロ。ブログに生きる

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▼過食嘔吐・チューイング(52kg)
17歳4月~19歳4月 (約2年)

摂食ブロガーがリアル友達に

退院後に始めたブログには

自分の食べたものや

過食嘔吐の経過などを事細かに書き、

いつのまにか1日1万PVのブログに成長。

 

同じ摂食障害に悩む方と交流したり

過食嘔吐のコツを他のブログから盗んだりしていた。

 

次第に、リアルでも会うようになったり

年賀状や手紙を送りあったりするようになった。

 

病気になってから友達と会えなかったが

(1人も連絡とってなかった)

同じ病気の方とは会うことができた。

 

というのも、お互い偏食なので

食べ過ぎても食べなさ過ぎても

干渉しないからラクだった。

 

中には拒食気味で

自分より私がカロリー多く食べて欲しいのか

私の食べる量をいちいち口出してくる子もいた。

 

そういう子とは距離を置いた。

 

普段からブログに「死にたい」など

鬱々とした本音を書いていたので

摂食障害の悩みをリアルでも打ち明けられた。

 

引きこもりだった私だったが

次第に月2回くらいは外出できるようになった。

 

実際にブログからリアルにあったのは10人くらい。

 

文通だけの方は5人くらいいた。

 

ブログ友達は踏み台でもいい

私が外に出るきっかけがブログだったように

治るきっかけをブログなどのSNSでつかむ人も多いと思います。

 

私自身がすがる思いで頼っていました。

しかし、

「みんな今日も過食嘔吐してるし、私もしてもいっか」

「この子私より体重低い、もっとダイエット頑張ろう」

なんて、悪い方に引っ張られてしまったり

病気が悪化する情報を共有しあったり

傷の舐め合いになってしまうこともありました。

 

時として、ネガティブな内容で共感するのは

治る過程で必要でしょう。

 

私もポジティブな内容の情報を

敬遠している時期もありました。

 

「そんなキレイゴト」って。

 

しかし、私は本当に治りたいなら

プラスのエネルギーを持った情報が

背中を押したり前を向くきっかけになると

実感しています。

(ネガティブな情報と治りたいときに出てくる弱音は

エネルギーの向く方向は違うと思うので、

弱音や愚痴が悪いわけではないが)

 

そうしてブログで

治るきっかけをつかんだり

うまく愚痴を吐くことで

回復する人は回復していきます。

 

実際に、私は8年くらい前まで

ブログに入り浸っていたのですが

その頃のメンバーはほぼブログから消えていきました。

私もリアルであっていた友人たちも、

病気が治る過程で会う頻度は減り

その頃から繋がってるのは現在1人だけ。

 

私はブログの世界は

踏み台でもいいと思ってます。

 

お互いの足の引っ張り合いや

馴れ合いばかりなこともあると思いますが

「治すという舵をとるのは自分自身」

と改めて思うのでした。

 

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