お腹は空いてないのに食べてしまう
相談者:りん(18歳・学生)
こんにちは。拒食回復期です。
この頃お腹は空いてないのに、心や脳が満たされずに次々に食べてしまいます。
朝やお昼は普通にお代わりもたくさんして。そして、お腹はいっぱいなのに、食べてる間は落ち着いていられるから食べた1時間後か2時間後くらいにサンドイッチを500カロリーくらい食べて、またその2時間後くらいにとんかつ定食とか食べてしまって、どうしていいかわかりません。それに、運動はせず、食べたら横になっての繰り返しです。。。 心や脳で食べてしまってるのでしょうか。
それはいけないとわかっててもやめられません。あとからお腹が苦しくなるのは分かってるのですが。
「お腹は空いてないのに、心や脳が満たされずに次々に食べてしまいます。 」という今回の質問についてお答えしたいと思います。
拒食回復期は、飢餓状態を脱するまで過食傾向になる
まず、過食に原因には6つあります。
過食の原因6つ
- 低体重からの回復期
- ダイエット・栄養不足の反動
- 嘔吐の反動
- 過活動の反動
- マイルールの反動
- 疲労・睡眠不足
上記の記事であげた原因6つのうち、あなたの場合でいうと「低体重からの回復期」にあたります。この段階は、過食というよりも、飢餓状態からの生理的に食欲が原因。つまり、体が低体重から標準体重に戻ろうとしている状態です。
これは人間の生理的な欲求なので、意思だけではコントロールできません。
ただ、だからと言って好きなものばかり食べていいのかと聞かれたら、できれば「3食、栄養のある食事を摂取する」ことを心がけてください。
拒食の回復期こそ、3食食べよう
体の生理的な過食をおさえるには、定期的に栄養を与え、脳の「省エネモード」を解除するしかありません。栄養というのは、カロリーではなく、「炭水化物」「タンパク質」「脂質」「ビタミンミネラル」のこと。詳しくは下記の記事にすべてまとめてあるので参考にしてください。
食べたいの裏の気持ちに向き合う
過食の原因は一番上にあげた6つがあげられますが、その中にない一番大切な原因「心の食欲」についてをまだ書いていませんでした。
一つ言えるのは、摂食障害は「食べたい」「食べたくない」という症状の裏に、必ず「本音」が隠れています。例えば「学校で友達に傷つくことを言われた」「仕事で理不尽に怒られた」など。そのような行き場のない気持ちがうまく発散できず、「食べる・食べない」で解決しようとするのがこの摂食障害の特徴です。
自分がどういう時に食欲が増してしまうか、少し振り返って考えてみましょう。そこに、過食をやめられるきっかけが見えてくるかもしれません。
また、カウンセリングではこのように過去の行動から、現在の行動の見直すワークなども取り入れているので、もしよければカウンセリングをご利用ください。