【著書】サヨナラ、いい子の私〜14歳の摂食障害〜

2022年は3冊の本を出版。

その中の、12月に出版した3冊目について紹介します。

10代向けの心が軽くなる本

「中学生でもわかりやすい本を書いてほしいです」

そんな一通のメッセージが私のもとに届きました。

確かに。

私は今までの著書の中で
ちょっと難しめな病気の話を書いてきました。

でも、それは克服した「今」だから書けることであって
10代の私が読んだら「どうでもいい話」だったように思います。

摂食障害の渦中にいた頃、私が知りたかったのは
「痩せる食事方法」
「太らない食べ物」
「食べても太らない方法」
でした。

でも、そんな情報をどんなに得ても私は不安でした。

そんな情報にしがみつくほど病気は悪い方向にむかいました。

 

そう思うと本当に求めていた言葉って

「どうやって明日を生きたらいいのか」

というヒントだったように思います。

 

「私はどんな言葉がほしかったのだろう」

そんなことを思いながら本を書き始めました。

 

10代の摂食障害の特徴

10代の子は「痩せたい・キレイになりたい」だけで、そこまで病的に痩せたくなるものでしょうか。

どの年代にも言えることですが、「痩せたい」その気持ちの裏には本物の願いが隠れています。

「どう生きたらいいかわからない」という葛藤が隠れています。

 

摂食障害は【生き方】の病気。

今まで無理して走り続けた生き方に疲れ、それらを放棄する代わりに「痩せる」ことに安心を求めます。

摂食障害は【我慢の反動】の病気。
本音を我慢しすぎた反動。
食欲を我慢しすぎた反動。
摂食障害は、我慢して頑張りつづけた「反動」でおこる病気です。

特に、10代の子は思春期のタイミングも重なり、今まで親や社会の言いなりになって我慢し続けた反動が爆発しやすい時期です。

だから、痩せたい気持ちの裏側には、

【いい子でいることに疲れた】
【成績をキープすることに疲れた】
【親のキゲンをとることに疲れた】

そんな気持ちがひそんでいるんですよね。

摂食障害になる子どもはたくさん無理して、たくさん努力して、たくさん傷ついてきた背景があります。

この本では、そんなふうに生きてきた自分を許し
そんなふうにさせた環境と
これからどうつきあって生きていくか。

そんな生き方のヒントを解説しました。

10代の子でも1時間程度で読める、やさしい文章です。

もちろん、生き方に迷う大人の方もぜひ。
ヒントになる考え方があるでしょう。

もくじ

もくじを見ていただくとわかると思いますが、摂食障害の話は2章まで。

それ以降は、今まで我慢して生きてきた心を癒し、新しい生き方を考えるヒントをちりばめました。

もくじ

【第1章】いい子の限界
ダイエットの先でまっている摂食障害
あなたの中にある2つの声
いい子で失った自分
痩せにたくしたホンモノの願い
回復のゴールは、体重をふやすことではない
でもやっぱり、体重をふやす理由
摂食障害とさよならするまで

【第2章】食事と体重のホントのところ
ホンモノの食欲をとりもどす旅
神話は正解であり嘘である
カロリーを減らすと太ることもある
理由なき過食はない
満たされない心を食べ物でうめる
体重という幻想
数字だけがわたしのミカタ
どうしても食べられないときは
食事とうまくつきあう特効薬

【第3章】親も未熟なニンゲン

甘えないと羽ばたけない
家族にいえなかった言葉たち
一番近いからこそ、一番ていねいに伝える
お母さんもただのおばさん
愛は距離感

【第4章】命がけの学校生活
正解に自分を合わせ、育たなかった個性
あきらめる技術
学ぶ理由
完璧なわたしという仮面
不登校という挑戦
学校に行かない理由づくり
距離を置いてながめてみる
自分だけの避難場所をつくる
背伸びしない自分で生きていく

【第5章】たかが友だち、されど友だち
ホンモノの友だちは手に残る
本音で向きあい深まる関係
孤独がトクイな人、ニガテな人
見えないものが、見えるようになったSNS
本音で生きると、自分にあった人がよってくる

【第6章】あたらしい自分を生きる
過去の栄光を手ばなす
過去を許す
未来よりも、今を生きる
後悔のある人生だからいい
自分らしさはすでにある
自分に問いかける
自分はきらいでも、自分はダメじゃない
どう生きるかのヒントは、暮らしにある
自分が輝けるステージで生きていく
自分の幸せが、みんなの幸せになる
ラクに逃げる、ラクに生きる

【第7章】この世を生きぬく知恵
努力は報われない
1回の成功より100回の失敗経験
無意味なことほど、価値がある
完璧は存在しない
当たり前を失って、幸せを感じる天才になる

【終章】不安をしずめる言葉

口コミ

ありがたいことに、口コミもいくつかいただいてます。

(ページに直接反映されていないものを紹介します!)

▼高校三年生の女の子から

うれしすぎる感想を本当にありがとう!

頭で理解できているのに、行動できないというステップは一番もどかしいよね。

また記事にまとめるので、よかったら参考にしてみてください!

▼30代、女性

そうそう、第1章の終わりに「体重増加を許してあげる」という項目があります。

私のこの部分、とても好きな言葉です。

そんな、ちょっと心が軽くなる言葉にあなたも出会えますように。

▼3冊目の試し読みは下記からどうぞ〜

https://drive.google.com/file/d/1qwbHmHd9HSVOuYi1LOElnRh_6rGifNB6/view?usp=sharing

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