摂食障害かな?と思ったら

この記事は、

「もしかしたら摂食障害かも…」

と感じている方にむけて書いています。

 

自分の現状を把握しよう

おそらく、ほとんどの方は

ダイエットしてキレイになりたい

など、ちょっとしたきっかけで

痩せるための行動を続けてしまっただけだと思います。

 

ただ、気づいたら

生活が食事や体型維持のことで

頭がいっぱいになり

「もしかしたら自分も摂食障害?」

と感じているのだと思います。

 

ではまず初めに、自分の現状を知るために

自分の食事や生活習慣、考え方について

チェックしてみましょう。

 

摂食障害予備軍チェックリスト

食事7例

□食事はカロリー計算が必須

□栄養成分表示をチェックしてから購入する

□炭水化物・脂質摂取を避けている

□食事の順番が決まっている

□特定の食事は摂取しないと決めている

□カロリーのある飲み物を摂取できない

□食事の時間が決まっていて、融通が効かない

 

生活7例

□毎日、体重計に毎日乗ったり、ボディチェックする

□毎日の運動メニューを決めている

□食事量に合わせて運動強度を決める

□便秘がつづくと下剤を使用する

□エレベーターを使わず階段を使う

□厳しい節約(その反動で衝動買い)をする

□友人との食事が億劫で、外食を避けたい

 

考え方7例

□標準体重では太っているように感じる

太ったら負けだと思ってしまう

まわりから痩せているイメージを持たれたい

食べることが醜いことだと思ってしまう

負けず嫌い

0か100かの思考が強く、完璧主義的な性格

□まわりに食べさせようとしたくなる

□目を背けたい進路やキャリア、家族の問題を抱えている

 

 

軽症から悪化するまでの4つの段階

それでは次に、ダイエットから摂食障害が悪化するまでを4段階に分けて説明します。

1|ダイエット期

ダイエットに真面目に取り組み、順調に痩せます。

 

2|拒食期

ダイエットにのめり込む中で、将来の不安が強過ぎたり、誰かに頼れなかったり、安心できる環境がないと、心の支えを求めて「痩せ」に執着するようになります。

 

特に完璧主義で努力家な人、他に夢中になれることを見失っている人ほど「誰よりも痩せたい」「自分史上、最低体重を目指したい」という思いが強く、食事制限や過活動が加速します。

 

3|回復期or摂食障害移行期(摂食障害予備軍)

ダイエットに成功したと思い始めた頃、猛烈な食欲に襲われるようになります。いわゆる「リバウンド」と呼ばれる時期です。これはダイエットの反動によるもので、無理なダイエットをした人ほど症状は強いでしょう。

しかし、食欲が増し、体重が戻ることは、恥ずかしいことではありません。人間は飢餓状態になると生命力に従って食欲が増すので、この食欲は「自然なこと」です。生理的な食欲と捉え、過食症ではなく「回復期」と考えましょう。

 

ダイエットが続かなかったのは、その方法があなたのライフスタイルに合っていなかっただけです。「無理をして頑張りすぎた証」と捉えて、より長続きする健康法に見直しましょう。

 

しかし、ここで体重増加を受け入れられず、何か不安を抱えている場合や、自分を満たす方法が食事以外にないと、摂食障害に片足を突っ込む状態になります。

4|摂食障害の悪化

食事制限や運動を強化し、その反動による過食をくり返します。拒食と過食を繰り返すと、代謝異常で食べていないのに体重が増加しやすくなり、さらに悪循環に陥ります。

 

人によっては、チューイングや嘔吐、下剤や利尿剤に手を出すようになります。

特に過食嘔吐などの排出行動が常習化すると、数年単位で摂食障害が治りづらくなります。

 

摂食障害とダイエッターの決定的な違い

摂食障害は、いわばダイエット100パーセントの生活です。
そうなると、「痩せることが最優先」の生活になるので、
「本当はスイーツが食べたいのに、食べられないから友達の誘いを断る」
「本当は旅行に行きたいのに、食事が不安で行くことができない」
「本当は本を読みたいのに、動かないのが不安だから運動してしまう」

といったように、

本来送りたいと思っている生活に制限が出てしまいます。

だから、少しでも「痩せたいがために、制限が出てしまって、本来やりたいことが後回しになっているな」と感じたら、黄色信号だと思ってほしいですね。

 

回復するために見直すこと 

先ほど説明した4つの段階の中で、ダイエットからの回復期が、摂食障害の予備軍になるかどうかの一番重要なステージです 

その時期に「なぜダイエットにのめり込んでしまったのか」「痩せたい気持ちの裏にある本当の願いは何か」「キャリアや対人関係に不満はないか」などを見直すことが大切です。 

それと同時に「ダイエット以外で自分が幸せを感じられる方法」を生活に取り入れていくことで、回復のスピードは早まります。

 

では、一緒にちょっと考えてみましょうか!
まずは、3つのことを自分に聞いてみてください。

①なぜ痩せたいんだろう?
痩せることでどんなメリットを感じているかな?

②逆に、痩せることで犠牲になっているものはないかな?

③体型や食事に縛られなかったら、
本当はどんな食事を、どんな1日を送りたいと思っていますか?

 

 

少しでも「摂食障害かもしれない…」

と思っている方は、身近な誰か相談できそうな人にそのことを話してみましょう。

 

誰にも言えないな…って人は
ぜひ私にお話ししてください。

一緒に、今の苦しみから脱出する方法を考えましょう。

軽症の段階で心と生活習慣の適切なケアを始めることが、長期化・重症化を防ぎます。

 

 

 

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